魏無羨の子は不死身の無表情。【陳情令】【魔道祖師】 (ページ7)

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報ページ7

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ボキッ＿＿＿＿＿＿

魏Aの首の骨が折れる音が響く。
まるで何も無かったかのように折れた部分が修復されて､首の骨が元の位置に戻り治った。

魏A『だから言ったでしょう？貴方のその程度の力では私の首を折る事は出来無い。と』

温逐流は恐れ､掴んでいた魏Aの首元の手を離す。折れた首の骨が修復された事もだが､それよりまるで何事も無かったように普通に話す魏Aと言うモノに恐怖した。

温逐流「お前は何者なのだ！」

魏A『何者とは失礼ですね。
私は人間ですよ。不老不死(ただ)のね。』

無表情だがその瞳には確かに怒りが宿っていた。
温逐流は思った。
あぁ、ただならぬモノに手を出したのだと。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

何刻ほど経っただろうか。
温晁の瞳は信じられない光景を移していた。

それは＿＿＿＿＿＿＿
何度温氏の兵士に刺されても､切られても､殴られても､足を立ち膝する事もしないでずっとまるで何も無かったかのように立ち続けているという事実だった。

どれほどの負傷をおっても､何度でも飛び散った血液まで戻る魏Aの不死の力は凄まじかった。

まるで＿＿＿＿＿＿

温晁「この化け物め！」

否、これは交渉したら使えるのでは？
そう思った温晁は魏Aに話しかける。

温晁「お主の名は？」

魏A『魏A。魏無羨の子ですよ。』

温晁「何？！魏無羨の！
化け物から育てられたモノはやはり化け物か。」

魏A『今、私の親を侮辱しましたね？あぁ……でも“その身体”で私に危害は加えられなさそうですね。』

魏Aは少しだけ微笑を浮かべた。
”その身体“と言う言葉に温晁は首を傾げながら自身の体を見下ろす。すると肩より下の胴体が真っ二つに裂ききられ､その場に倒れていた。

温晁「なっなんだと！？！」

後からやってくる大量出血の痛みと突然の絶叫を上げながら温晁はそのまま逝った。
既に逝った温逐流と温晁が横たわり、ひぃ！と声を上げながら謝罪しながら「許して」と懇願してくる王霊嬌。

無表情の魏Aの口角が少し上げながら言う。

魏A『自身の手じゃなく､お祖母様に母上(あのひと)を傷つけさせそうとした罰です。
謝罪は閻魔様へ。その身朽ちても懺悔なさい。』

魏Aは本音を言い終えると、
倒れている温逐流の剣で王霊嬌の首を斬首した。