魏無羨の子は不死身の無表情。【陳情令】【魔道祖師】 (ページ6)

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痛ページ6

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母上と別れて＿＿＿＿＿私は再び蓮花塢へ戻った。

私は自身の身体に視線を送りながら思い出す。

それは＿＿＿＿＿十の頃。

私は一人で山の中で遊んでいた。
だが少し段差の崖に足を滑らし､下にあった尖った大きな岩に頭と身体を思いっきりぶつけた。
この時＿＿＿＿＿魏Aの身体は即死.した。

だが皮肉にも魏Aの死.により､
輪廻転生する前に施していた禁術が解除され、産まれる前の記憶と不老不死の身体が再び発動した。

竹のように身体の成長が早かったのは､
施していた禁術の封印が少しずつ漏れ､身体が不老不死になった頃へ近づかせていた為。

近くにあった枝で身体を傷つけて見る。
飛び出た血液は体内へ､枝で出来た傷は何も無かったかの如く綺麗に戻った。

おかえりなさい＿＿＿＿＿
痛みを感じない不老不死の身体よ。

本当は魏Aには人として生きて欲しかったが、
禁術が解けた今、そんな事言っても既に遅い。
この状況化では吉なので､これ以上思考する事を辞めた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

蓮花塢＿＿＿＿＿＿

一人戻って来た魏Aの前に居たのは、
怒りに満ちた顔をしている王霊嬌と護衛の温逐流。そして後ろから王様のような登場をした温晁がやって来た。

温晁「へぇ～よく見るとアイツ綺麗な顔してるな。」

王霊嬌「さっきは私に手傷をおわせたのよ！？」

温晁「あー可愛そうに。痛かったの。
よし、温逐流。綺麗でもったいないけどアイツをやれ！」

温逐流「御意」

温逐流はゆっくりと歩み寄る。が、魏Aは先程から話さず動こうともしない。歩み寄った温逐流は魏Aの首を左手で掴んで力を込める。

だが魏Aには痛みが感じられない為､首を絞められても痛みや苦しみが分からない。普通の人なら脳が酸欠状態になる所を不死である為特に問題は無い。

温逐流は《化丹手》と言う他人の金丹を溶かす能力を持っている。元々魏Aには金丹が備わってない為､効果は無かった。

魏A『貴方のその程度の力で私の首は折れませんよ？』

首が絞まっていくのに苦しむどころか普通に話しながら､視線をギロリと合わせた魏Aに温逐流は顔を顰めた。