魏無羨の子は不死身の無表情。【陳情令】【魔道祖師】 (ページ4)

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遊ページ4

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王霊嬌「誰が厚化粧の王霊嬌(クズなオバサン)ですって！？この餓鬼！」

話を聞いていた王霊嬌は怒りの表情で魏Aに睨みつける。だが魏Aは王霊嬌に視線を送らず､真っ直ぐに虞紫鴛を見てから振り向き無表情で魏無羨の方を見る。

魏A『母上大丈夫ですか？お怪我は無いですか？』

魏無羨「あぁ……俺は大丈夫だがAこそ大丈夫か！？
紫電で打たれた所は痛くないのか？」

魏A『はい。母上に頑丈に産んで貰えたので。
それに私は約束を違(たが)えません。
守ると決めた事はこの身朽ちてでも守り抜きます。』

魏無羨の無事を確認した魏Aは王霊嬌の元へ歩み寄り始める。無表情だがその目は燃える怒りに満ちていた。
まるで復讐の業火を灯したかの如く。

魏Aから溢れ出る息を呑むような雰囲気に誰もその場から動く事が出来ず、ただ一人魏Aだけ歩いていた。

王霊嬌「私は岐山温氏温晁の愛人よ！
私に逆らったらどうなるか思い知らせてあげるわ！」

魏A『愛人と云う遊び人の呼び名だけで､
誰かの助けが無ければ貴方に何が出来るのです？
この厚化粧の王霊嬌(クズなオバサン)。』

魏Aは王霊嬌の前に立つとそう言った。
無表情の魏Aは基本自分が思った事を話さないが、今は思っている事がスラスラと言霊としてこぼれ落ちる。
それだけ怒っている証拠である。

王霊嬌「なんですって！？このガキ！
なんて無礼なの！」

魏A『貴方のような方に使う作法など習っておりませぬ故。さっさと蓮花塢(ここ)から出て行って頂きます。』

まるで子供の喧嘩の如く両者の言い合いはしばらく続くのであった。