魏無羨の子は不死身の無表情。【陳情令】【魔道祖師】 (ページ3)

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蓮花塢＿＿＿＿＿

魏A『お祖母様？』

虞紫鴛「誰がお祖母様よ！
虞さんと呼びなさい､魏A！」

魏A『どうしてです？お祖母様は私のお祖母様で､母上のお母上なのですよね？』

虞紫鴛「合って………無い事も無いけど………。
うっ……そんな純粋無垢な目で見つめないでよぉ！どうしてこんな可愛い美人な子が魏無羨から産まれるのよぉ！」

蓮花塢にて魏無羨は十三になった魏Aを連れて帰省していた。産まれたばかりの何年かは忙しく戻る事が出来無かった為、魏Aが蓮花塢に足を踏み入れるの初めてだった。

この時まだ金子軒と江厭離の婚姻が進んでなかった為、
雲夢江氏とって初孫がAにあたる。
正確的には雲夢江氏の子では無く､
魏無羨の血を引く正統な魏家の子である。

魏無羨には厳しい虞紫鴛だが、美人な顔をしていた初孫の魏Aは可愛くとても甘かった。

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数刻経った頃＿＿＿＿＿＿

突然、王霊嬌が蓮花塢にやって来た。

王霊嬌は色んな事を勝手に語り､
虞紫鴛に紫電で魏無羨を打つよう命じた。

虞紫鴛は苛立った顔を見せながら､紫電で魏無羨を叩こうと手を振り上げて降ろした。だが紫電は魏無羨では無く､魏無羨を守ろうと前に立った魏Aの身体にバシッ！としなる音を出しながら当たった。

魏無羨の前に出て守ろうとしたまさかの行動に、
虞紫鴛は驚いた表情をした。

魏無羨「魏A！？」

虞紫鴛「魏A！何故､魏無羨を庇ったの！」

魏A『私は誓いました。母上と父上は私が守る。と。
お祖母様はどうして何もしてない母上にこんな事をするのですか？何も知らないあんな厚化粧の王霊嬌(クズなオバサン)に言われたら､お祖母様が長く育てて来た母上に酷い事するのですか？

母上に紫電を振るうなら､好きなだけ私を紫電で叩いて下さい。私は頑丈だからお祖母様の紫電には絶対負けません。』

そう言った魏Aの目は、
無表情の顔には似合わない燃える怒りに満ちていた。