魏無羨の子は不死身の無表情。【陳情令】【魔道祖師】 (ページ15)

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当ページ15

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助けてくれたモノは＿＿＿＿＿魏Aと云う名らしい。

最初の日以来虚ろな瞳では無くなり、無表情なのは変わらないが綺麗な瞳が見つめてくる度に嬉しくなる俺がいた。

俺の身体の傷は日に日に治っていった。それも毎日美味しい料理を作ってくれる魏Aのおかげなのだろう。
何をしてても目で追いたくなる魏Aの尊さに俺は惹かれているのかも知れない。

魏A『薛洋？お味はどうでしょうか？』

薛洋「えっ………あぁ、美味しい。」

そう答えると魏Aは少しだけ口角をあげた。
嬉しいのが僅かな表情で分かり、俺も見ていて飽きない。

夜になると＿＿＿＿＿＿
最近､魏Aは俺と同じ床に入る。眠っても苦しそうにする魏Aが見てられず、俺は優しく抱きしめて眠るようになった。すると落ち着くのかその後は静かに寝息に代わり眠るのだった。

いつかこの胸の内を打ち上げよう＿＿＿＿＿
と思っていた。

目の前で俺を庇い斬.られる魏Aを見るまでは。

薛洋「なっ！？ぎっ………魏A！！！
なんで………なんで……俺なんかを！」

斬.られ倒れそうになる魏Aを俺は抱き寄せる。
すると魏Aは両手を広げ、俺の顔に触れると引き寄せられ＿＿＿＿＿＿魏Aの唇と俺の唇が触れた。

え？！なっ！何が起きてる！？

頭の中が一瞬で容量を超え、何が起きてるのか判断出来無くなり真っ白になった。その間に魏Aが何か言っているが頭に入って来なかったが会話の最後の言葉は何とか聞き取れた。

魏A『……………………………愛してます､薛洋』

えっ………魏Aが俺を愛してる？？？
へ！？それって両想い！？本当に！？

色んな思考が頭の中でいっぱいになっている俺の腕の中で、魏Aはゆっくりと両瞼を閉じ眠っていた。

斬.られた部分から血液が体内へ戻り､傷口自体は治っていたものの＿＿＿＿＿＿＿
俺を愛してると伝えた魏Aはそのまま眠りについた。