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産まれた子は_____魏Aと名付けた。

特に怪我もなく、魏Aは元気にスクスクと育った。
魏Aが五歳になった頃_____


魏無羨「あっ、藍湛!」

夷陵を魏Aと一緒に歩いていたら、藍湛を見かけた俺は反射的に声を掛ける。
すると足を止めた藍湛がこちらを振り向いた。


藍湛「魏嬰……と………。
まさか子供を攫って来たのか………魏嬰。」


魏無羨「そんなわけないだろ!」


キョトンとした顔の藍湛の視線が俺が抱っこしてる魏Aの方を見た。眠っていた魏Aは目を擦りながら、俺の方を見上げる。


魏A『ん……まんま……?』


まだ寝ぼけているのか魏Aは俺の方を見て、服にぎゅっとしがみつく。そんな魏Aの頭を俺は撫でる。


藍湛「まっ、まっ……まま!?
魏嬰!子供になんて呼ばせているのだ!!」

驚いた顔をした藍湛は放心状態になりながら俺に詰寄る。


魏無羨「この子は正真正銘俺が産んだ俺の子だ!
もう産んでから二年経つけどな〜魏A。
藍湛がパパだぞ〜w」


魏A『お兄ちゃんが………パパぁ?』


魏無羨「俺の……大事な奴なんだ。
魏Aも仲良くするんだよ?」


魏A『うん!わかった!
ママとパパは私が必ず護るね!』

魏Aは藍湛と俺の顔に、
その小さな手を当てながら笑顔で笑った。

_______


時が流れ_____
魏Aは十三歳になっていた。

産まれて約六年しか経っていないが、
他の子より二倍ほど魏Aの成長速度が早い。

身体の成長も早く、十三で175の背の高い美人に育った。

昔は笑顔でよく笑っていた顔は無表情になり、
[ママ、パパ]から[母上、父上]へと呼び方が変わった。

大きくなっても魏Aは俺の後を着いて来た。待っていてくれ。と言っても無視して着いて来た。

でもそれ以外は反抗もする事無く気が利くいい子だ。
時折、藍湛が剣術を教えてくれたのだが、魏Aは稽古中でも剣を使わずその身で受けてしまうのだ。


藍湛「魏A!剣を使うのだ!」


A『はい、父上。』


そう魏Aは無表情のまま返答するが、結局は剣を使わずその身で剣術を受けてしまうのだった。

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作者名:十騎 幽鬼 | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年11月6日 2時

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