#05 ページ44
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『わっ、わっ、ああぁ〜〜〜ｯ！？！？』
(海！海！！落ちる…！！)
「よっと」
『っ、っっ……ｯはぁ…ありがとうございます…』
「いえいえ」
海面とこんにちは する前に坂田さんの華麗なる箒捌きによって事なきを得た。そのまま上昇すると、翼で飛んでるうらたさんと、恐らく超能力で浮いてるセンラさん、風の力を借りて宙で胡座をかいてる志麻さんが居た。
「おいA、お前も風の力で浮けるようになったやろ」
『う〜ん…志麻さんのように長時間の滞空を出来るようになるのは、あともう少し先でしょうかね…』
「志麻くん、男の嫉妬は醜いですよ」
「冷めた目で見てたくせに」
「僵尸の目にハイライトは灯りませんからねぇ」
「坂田、A、やっぱりこいつらは置いて俺らは家に行くぞ」
「あっははっ、はぁ〜い」
暗い空に向かって飛んでるはずなのに、向かう先は本当に明るい…電気に満ち満ちた国。
『こう見ると、やっぱり国境付近は明かりが少ないですね』
「そうやなぁ。中心に向かうに連れて段々明るくなってくる」
国の中心、それは言わずもがな、この国を収める王家の住まう王宮。果たして、船で話したことが どれだけ的を射ているのか…。
「………」
「うらたん？どうしたん？」
「や、ちょっとな……大したことじゃねぇから」
「？」
(…うらたさんが気にしてるのは、もしかして…)
「A、ほら、見えてきたで」
『わあ…！大きい！』
街並みの一角に、他の家屋より一回り大きな家があった。夜だからあまり鮮明には見えないから、明日改めて見ようと思う。地に降り、下から見上げると尚大きいと思う。
「さ、ここが俺たちの新しい家だ！」
家の大きさはもちろんのこと、裏手には庭がある。
「次の国に行く時は また変わるけど、それまではよろしくな」
うらたさんが優しい声でそう言い、家に手を翳すとピリついた気配が家を覆った。恐らく雷の結界だろう。
「A、入りましょう」
『はい、センラさん』
エスコートされて中に入ると、内装は……あれ？
「ふふ、驚きました？家の中の配置はずっと変わらないんですよ」
『えぇ！？そんなことあります！？』
「魔法はなんでも解決してくれる〜」
跳ねるように歌う坂田さん。あぁ…ご都合魔法的な…。
「今日はもうおやすみ、A。家具は揃ったままだから、荷解きはまた明日だ」
『はい、分かりました』
「おやすみ、A」
『おやすみなさい、皆さん』
変わらない自室の窓を覗いて思う。
(…明日は、教会に行こう)
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さざんか(プロフ) - こはさん» 嬉しい〜!!😭✨️めちゃめちゃ心に染みます…🥲お陰様で、頑張ろうと思えました！ありがとうございます！✨️ (4月24日 22時) (
レス) id: 0d4c90c531 (このIDを非表示/違反報告)
こは - めっちゃ面白いです！すごく凝った設定で、全然二次創作とは思えません！オリジナルを作ってもおかしくないです!!!更新頑張ってください！！！ (4月24日 20時) (レス) @page50 id: 80de9c91a3 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 結月。さん» えぇ〜!!めちゃめちゃ嬉しいです〜!!😭一言一句励みになります🥲優しい言葉をくれるあなたの為にも、これからも書き綴って参ります😌✨ (2023年4月16日 13時) (レス) id: 582aff8f8e (このIDを非表示/違反報告)
結月。(プロフ) - さざんか様の描かれるお話すごく大好きで、このお話も本当にすごく大好きです；；日々の癒し時間になっております…。これからも応援しております！ご無理のない範囲で大丈夫ですので更新楽しみにお待ちしてます。最後までついて参ります！ (2023年4月16日 5時) (レス) @page50 id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - Famiraさん» きゃ〜嬉しい〜!!ありがとうございます〜！😭✨そのお言葉が励みになります🥲✨️ (2023年4月13日 2時) (レス) id: 582aff8f8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さざんか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/madotoku1/
作成日時：2022年4月6日 2時
