【追憶との相似】 ページ24
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「あーあーこんなとこで寝ちゃってまぁ」
「センラ、布団を…ってもう掛けてるし」
「おかんみたいやな」
「……相変わらず可愛い顔してんなぁ」
「はいはい、可愛いお姫様の寝顔を見るのは良いですけど起こさんといて下さいね」
「分かってるってぇ」
名残惜しげに彼女から離れる彼ら。テーブルにつき、紅茶を嗜み少し抑えた声で談話をする。
「…で、もう一年半も先延ばしにしてる話やけどさ、＿「その前にAの事だけど」
「…あぁ」
「センラ、なんか情報掴めた？」
「いやぁ大変でしたよ。小国は小国でも、まさかあそことは…」
「もったいぶらず早く言え」
「 “ 大気圏 ” 」
｢｢｢！｣｣｣
「はは…まぁ属国かなとは思ってたけど、まさか本国とは…」
「ていうか、まだ残ってたんや。あの大国……いや、今は小国か」
「懐かしい血を思い出したもんですよ、まったく…」
「 似 て る 、 か ………」
「アイツの異能に見覚えあったけど、そりゃあ分らんはずやわ。あの国の奴らが戦う為に使う所なんて、見たこと無かった」
「ああ、そうだな…」
「大気圏、か」
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《 大気圏 》《癒しの国》
その地は執拗なまでに、神に愛されたものだった。それは異邦の神も例外ではない。
生きとし生けるものの均等を測る、世界の天秤
あらゆるものに適応した神界と人間界の境国
その地で生まれるモノは皆、神の産物、神の子である
草木すらも皆、多岐に渡る効能を持つ。それもまた、世の人を癒し、助けた。
産まれる赤子もまた神の子として異能を持ち、それは決して殺傷に使われるものではなく、生きとし生けるもの全てを癒し、世界を治す為に使われた。
いつしか、この国に 神の子 の知るところをも超えた存在が現れた……… 〈 魔 〉 だ。元は聖獣と呼ばれた神の眷属だったが、聖獣の更なる進化の過程で、誤作動が起きたのだ。
たった一回きり、誰にも非が無いその出来事が、世の均等を……いとも簡単に崩壊させた
それらは 〈 魔獣 〉 と呼ばれ、彼らもまた〈 魔人 〉 へと進化を遂げた。それらは総じて 〈 魔族 〉 、あるいは 〈 魔 〉 と呼ばれた。
何より残酷なことは、魔が誕生するのが毎度の事ながら他でもない 癒しの国 だということだ。その地 以外で 魔 は生まれない。聖獣の進化を経たモノなのだから必然とも言える。
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さざんか(プロフ) - こはさん» 嬉しい〜!!😭✨️めちゃめちゃ心に染みます…🥲お陰様で、頑張ろうと思えました！ありがとうございます！✨️ (4月24日 22時) (
レス) id: 0d4c90c531 (このIDを非表示/違反報告)
こは - めっちゃ面白いです！すごく凝った設定で、全然二次創作とは思えません！オリジナルを作ってもおかしくないです!!!更新頑張ってください！！！ (4月24日 20時) (レス) @page50 id: 80de9c91a3 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 結月。さん» えぇ〜!!めちゃめちゃ嬉しいです〜!!😭一言一句励みになります🥲優しい言葉をくれるあなたの為にも、これからも書き綴って参ります😌✨ (2023年4月16日 13時) (レス) id: 582aff8f8e (このIDを非表示/違反報告)
結月。(プロフ) - さざんか様の描かれるお話すごく大好きで、このお話も本当にすごく大好きです；；日々の癒し時間になっております…。これからも応援しております！ご無理のない範囲で大丈夫ですので更新楽しみにお待ちしてます。最後までついて参ります！ (2023年4月16日 5時) (レス) @page50 id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - Famiraさん» きゃ〜嬉しい〜!!ありがとうございます〜！😭✨そのお言葉が励みになります🥲✨️ (2023年4月13日 2時) (レス) id: 582aff8f8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さざんか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/madotoku1/
作成日時：2022年4月6日 2時
