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▼久しぶりの彼に ページ20
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「あれ、のんちゃん？久しぶり、」
夏休みだし、ソフレと、お隣のシゲと、偶に家に来て私の部屋の掃除、洗濯をしてくれるオカンこと、神ちゃん以外は、本当に会ってなくて。
久しぶりののんちゃんは、なんだか大人っぽく見えた。
遅くまでフラフラしていた私に怒ったのか、眉を顰めたのんちゃんは、ちいさくため息をつく。
「Aちゃん、」
怒っているような口調にビクッと、自分の身体が小さく揺れた。
「大丈夫、怒ってへんから、そんな顔せんでよ、」
すると、困ったような顔をしたのんちゃんは、ぽふぽふ、と私の頭を撫でる。
のんちゃんのコロコロと変わる表情は、見ていて飽きなくて。
暫く見つめていれば、なんやねん、と照れた顔で笑われた。
「Aちゃん、今日、一緒に寝てくれへん？」
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作者名：ひめりんご | 作成日時：2020年4月30日 0時
