No.29 ページ34
その後も次々に種目が行われていった。
握力は念動力も使いながら…105kg
立ち幅跳びは石を踏み、その石をバネのようにして体を上に飛ばし…3m86cm
ボール投げは念動力の限界にチャレンジしたら目でとらえられる範囲内までしか操れない事が判明…534m
因みに反復横跳びは自力でやりました。
出久は今まで個性を一回も使っていない。
否、使えない。まだ力の調整が上手く出来ていないのだ。
このままでは除籍に…って合理的虚偽だけどね笑
最後のボール投げ…出久は明らかに焦っていた。
飯田「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…？」
爆豪「ったりめーだ！無個性のザコだぞ！」
飯田「無個性！？彼が入試時に何を成したか知らんのか！？」
爆豪「は？」
かっちゃんは飯田君の言うことがいまいち理解出来ない様子だ。…そりゃそうだ。確かにこの間までは無個性だったもの。
『出久…』
この先、出久が100%で投げようとするのを先生が止めてくれるのは知っている…だけど、どちらにしろ怪我をするんだ。
やっぱり治ると知っていても家族が傷つくのを見守るしかできないのはもどかしい。
でも…彼の成長の為に必要な事だから！と目を瞑り、拳を握る。
１投目…原作通り全力で投げようとした出久を相澤先生が個性を消し、止めた。
出久は相澤先生に何かを言われ、そして早く２投目を投げるよう指示されていた。
…相澤先生は勘違いしている。
出久の本当の良さを…力を…
目薬をさしている先生に近づく。
『…先生』
相澤「…！なんだ緑谷女」
『出久は見込みゼロなんかじゃありません。ちゃんと見てて下さい私のお兄ちゃんすごいんですから！』
相澤「…！！」
…よーし！満足！！
みんなの所に戻るとかっちゃんの視線を感じたので、振り向く。
爆豪「…何言ってたんだよ」
『なんでもないよ。ただ、言いたいこと言ったぁけ』
爆豪「なんだそりゃ。答えになってねぇ」
答えにならない返事を返したせいで不服そうにするかっちゃんをまぁまぁと宥める。
そして出久が２投目を投げる。
出久「SMASH!!!!!!!」
爆豪「！！？」
出久は人差し指だけに力を込め、100%の力でボールを投げた。
記録は705.3m
若干だが、かっちゃんの記録を上回る驚異的な記録だ。
出久「先生…！まだ……動けます」
『…出久かっこいい』
あ、つい本音が出てしまった。
みんながざわざわする中、隣に異様な雰囲気の方が１名…
これは暴れるやつや…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れん(プロフ) - 夢莉シアさん» いえいえ！ご指摘頂いてありがとうございます！また何か発見したら是非教えて下さい(^^)これからもよろしくお願いします！ (2018年2月1日 16時) (
レス) id: eff7115f83 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉シア(プロフ) - れんさん» そうですね、そのような設定で差し支えないと思います。ご迷惑おかけしました！これからも更新頑張って下さい。応援してます！！ (2018年2月1日 10時) (レス) id: d009d584ab (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 夢莉シアさん» ご指摘ありがとうございます。実は作者も分かってて書いてます。ついに痛いところをつかれてしまった…というような感じです(^^; 一言添えるべきだったこと反省しております。…その稀なケースという事でご容赦頂けないでしょうか？ (2018年2月1日 8時) (レス) id: eff7115f83 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉シア(プロフ) - 一卵性双生児で男女の組み合わせは基本的に産まれないと言われています。産まれたとしても相当稀なケースだそうです。なので、設定を少しだけ変えた方がいいと思います。個人的に、違和感を感じたので。余計な口出し、長文失礼しました。 (2018年2月1日 5時) (レス) id: d009d584ab (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ジュリさん» コメントありがとうございます！これからもカッコ良くてツンデレなかっちゃんたくさん書きたいと思ってます！ (2018年1月19日 22時) (レス) id: eff7115f83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れん | 作成日時：2017年10月5日 15時
