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おみやげ屋さんを出ると、
夏の暑さに体が溶けそうになった。
安 ｢暑っ！中とは大違いやなぁ(苦笑)
この暑さ異常やろ、なぁ？(笑)｣
A ｢・・・あっ、うん(苦笑)｣
あれ？どうしたんやろ？
明らかにボーッとしとった感じやけど…
安 ｢どうしたぁ？｣
A ｢ううん、なぁんも(苦笑)｣
安 ｢ホンマに？体調とか悪なってへん？
中との温度差で気持ち悪くなったとか…｣
A ｢ホントに大丈夫だよ？
うん、大丈夫^^｣
大丈夫には見えへんのやけど…
出来れば頼って欲しいし…
僕、頼りないんかなぁ…
でも僕に出来るとこはあるよな？
安 ｢なぁ、Aちゃん、さっきみたいに手ぇ繋いでもええ？｣
A ｢えっ？｣
安 ｢あっ、えっと、体調悪いんなら手ぇ繋いでたらいつでも支えれるし、って思ったんやけど、
ヤスくん持ってるんやから手ぇ塞がってまうよな、ごめん…｣
あぁ、もう、さっきまでの明るい空気どこ行ってん…
はぁー、ホンマ情けな…
A ｢安くん…｣
安 ｢ん？｣
A ｢・・・はぃ。｣ｽｯ
Aちゃんは僕の前に右手を伸ばしてきた。
A ｢手ぇ、繋いでくださぃ…///｣
安 ｢えっ///｣
Aちゃんが顔を赤くして俯いてる。
それと同時に僕も夏の暑さに上乗せして顔の温度が上がっていくのがわかった。
ｷﾞｭｯ、
安 ｢行こか///｣
A ｢うん///｣
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作者名：Yukorin
| 作成日時：2018年1月1日 9時
