∞111∞ ページ32
アキトを浮き輪に入らせ、僕とAちゃんはそれに掴まってゆっくりと浜辺に向かう。
Aちゃんはアキトが心細くならないようにずっと話しかけてあげとった。
そんな中、アキトがずっと何かを握りしめてるのが分かった。
安 ｢アキトー、手ぇに何持ってるん？｣
アキト ｢これは、おにんぎょうさんだよ。｣
A ｢人形？どうしたのこれ？｣
アキト ｢ひめちゃんのなんだ、これ。｣
アキトからこの人形について詳しく聞くと、
ひめ ｢あっくん！お山作ろー^^｣
アキト ｢いいよっ^^｣
アキトとひめちゃんが浜辺で遊んでいたら、
ひめ ｢あれ？ひめのおにんぎょうさんは？？｣
アキト ｢あっ、ほんとだ…
どこにいっちゃったんだろう？｣
ひめ ｢うぅ…おにんぎょうさん…(泣)｣
アキト ｢あっ、ひめちゃん…｣ﾖｼﾖｼ
ひめ ｢あっくん…(泣)｣
ひめちゃんの慰めながらアキトは人形を探していたらしい。
そしたら、
アキト ｢ひめちゃん！あっち！！｣
ひめ ｢ほんとだ！あっ、でも！｣
人形を見つけたんはよかったんやけど…
浜辺に置いといたもんやからそれが流されてしまってて…
アキト ｢ひめちゃん。｣
ひめ ｢ん？｣ｳﾙｳﾙ
アキト ｢まっててね！｣
ひめ ｢えっ？あっくん！｣
アキトはひめちゃんのために大きな海へ戦いに行った。
でも、泳げへんから流されたんやと…
A ｢アキトくん、怖かったね…｣
アキト ｢うん…でも、
これでひめちゃんに人形わたせる^^｣
安 ｢アキト…｣
アキト ｢なに？にいちゃん(苦笑)｣
安 ｢お前、かっこいいなぁ！(泣)｣
A ｢ちょ、何泣いてんの(笑)｣
安 ｢アキトぉぉーー(泣)｣ｷﾞｭｰ
アキト ｢くるしぃ(苦笑)｣
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作者名：Yukorin
| 作成日時：2018年1月1日 9時
