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例の銭湯 ページ2

剣「とりあえず、来てみたはいいものの……
特に普通の銭湯と何ら変わりありませんね」


椎「んー、せやなぁ
ちょい覗いてみるか?」

剣「あなた怖いものなしですね
でもそれがいいかもしれません、僕ここでみてるので行ってきてください」

椎「は?昨日あんだけ心配しとったのにそれ?
一緒に来てや」


剣「嫌ですよ、僕男なので女湯の方行きたくないので」


椎「はぁ〜、ひよってんか?
聞きこみやぞ、覗きいく訳ちゃうんやから堂々と着いてこりゃええねん、行くよ!!」



剣「ちょっ、え
まじで……??」


椎名に引きづられ強制的に連れてこられた
ちょうど空いてる時間で客誰もいなくてほんとによかった



椎「こんにちは〜、あのうちら別の土地から来たものなんですけどお姉さんもそうって聞いてお話に来たんですけど」


『え?あ、はい
姉に会いに来たんですけど大家さんから今は姉が旅行に行ってると聞いたのでその間だけ働いてます』



剣「へぇ…、それおかしいとは思わないんですか??」

『へ?何がですか??』


剣「住み込みで家賃タダにしてもらっているくらいお金に困ってるお姉さんがお友達と旅行に行ってることですよ」


椎「あー、確かに
そこ変や、誤魔化しかたへったくそやな〜」


剣「あなたは全然気づいてなかったですけどね


えっと、僕は剣持刀也です」


椎「椎名唯華〜」

剣「あなたのお名前もお伺いしても?」


『秋村Aです』


剣「Aさんですね、多分またいずれ会うことになるので僕の名前覚えといてくださいね」

椎「私の名前も覚えといてな?」

『はい!
あ、えーっと……お2人とも優しいですね』


剣「え?」


『あ、いえ
この村の人達どこか冷たくて私の居場所なんてないような気がしててでも今この瞬間ちょっと安心しました
あなた達のおかげです』




椎「そうか、んじゃまた来るわ」

剣「では」






椎「んー私絶対あの子助けたりたいわ」


剣「そうですね……、どうやったら確実に助けれるんでしょう」


椎「んじゃ明日それ考えるか」


剣「わかりました、一応家で色々考えてきますね」


椎「んじゃまた明日な」

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作者名:愛萌子 | 作成日時:2022年11月23日 15時

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