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神ちゃんは早くに母親を亡くしてオトンと二人暮らし
なんやけどオトンはギャンブルと酒に溺れ借金まみれ
どうやら神ちゃんは昔から借金取りと父親の争いを近くで見ていたみたい
父親も短気な人で声を荒らげたり喧嘩したり
そんな姿を見て育ったせいか小学校の高学年頃には立派なガキ大将やった
ここに初めて来た時も同級生を殴って怪我させて、そんな姿をたまたま見かけた照史がここへ連れてきた
流「あ、ともくんやっ」
智「お、流星起きてたんか」
流「あのな、ともくんの声した」
智「俺の声聞こえたから来たんか?ごめんなぁ起こしちゃったな」
流「ごはんたべてるの?」
智「せやで親子丼、ひとくち食べる?」
流「ええの…!?たべるっ!」
そんな神ちゃんやけど年下の子らにも優しくしてくれて、それはもうオカンのような眼差しでみんなを見守ってくれている
神ちゃんは今きっと変わりたいと思ってる
せやけど相手を傷つけることでしか自分を守れなかった彼喧嘩をやめさせるのはそう簡単なことやない
自分の弱さをさらけ出すことになるから
それは彼今まで避けてきたこと
変わるには覚悟が必要やと思う
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作者名:たすかば。 | 作成日時:2020年11月3日 17時