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流「AちゃんっAちゃんっグスッ」
照「Aちゃんごめんなぁ、やっぱ流星Aちゃんやないとあかんみたい」
「照史ありがとうな、流星どうした?ほら泣かないでここにおるよ〜?」
次の日から流星は高熱と嘔吐を繰り返した
何を食べさせようとしてもいやいや
私が抱っこをしないと泣き出して、吐いて、そして疲れて眠るを繰り返す
お医者さんは精神的なストレスからくる発熱と試し行動やって
流星が少しでも楽になるようにまたぎゅっと抱きしめる
ここにおっていいんやでと伝わるように
流星が寝込んでから4日目の夜やった
流「グスッ…Aちゃん…グスッグスッ」
「ん?ここにおるで?」
流「グスッ…お腹空いた ンフフ」
涙をこらえて笑う流星、きっと寝込んでる間にも流星なりにいろんなものと葛藤してこの短期間で受け入れ乗り越えたんやと思う
「うん、なんか食べようか、なにがええ?」
流「あのなっ、ハンバーグ!前食べたやつ!」
やっと何かを食べたいと言ってくれて私も嬉しくなる
流「それとな…大丈夫。おかんいなくても大丈夫やで?あとお箸使えるようになる!
それからっ…お手伝いもいっぱいするし、ええ子にするしっ、だからな……えっと…
ここに…居りたいっ……」
「っ……ええに決まっとるやろ!?それにな、そんなにいっぱい頑張らんでもええんやで?ゆっくりちょっとずつな?」
流「グスッ…うん!!」
「よし!美味しいハンバーグ作ったろ!」
流星は強い子や、たった数日で自分の気持ち整理して、これからどうするかまで決めて、まだ5歳やで?
なのに私なんかよりずっと大人で
だからこそここでは流星を思いっきり子供にしてあげたい。わがまま言って、イタズラして、楽しい思い出いっぱい作ってやりたい
流星という宝物、手放したりはせえへん
「流星、ここに来てくれて、ありがとう」
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作者名:たすかば。 | 作成日時:2020年11月3日 17時