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施設に連絡したけど手がかりはなし、結局警察にも連絡して、5日たっても見つからなくて
流星のオカンは、失踪した
バタバタしてて流星とちゃんと話せていなかった
今日流星にその事を伝える
「流星？おいで」
流「ん？」
「あのな、流星のオカン探してるんやけど見つからんのやって」
流「え……」
ここ数日、流星はわがままも言わずおりこうに過ごしてくれていた。それはもうホンマに
きっと私らに迷惑かけまいと、いい子にしてたらオカンに会えると思ってのことやと思う
けどいくら待ってもオカンは迎えにこない
長年ここで働き続けた私の勘がそう言ってる…
ここに来る子の親が失踪したのは流星が初めてじゃない
「かなしいな？ごめんな…次いつ会えるか分からへんの」
流「なんでぇ…？」
唇を噛み締めてぐっと目に涙をためる流星
「おいで」
正座してる私の上に流星を向かい合わせになるように座らせる
そしてギュッと抱きしめる
今まで何人かの子達に同じような説明をしてきた。けれどもこの感覚はいつまで経ってもなれない
流「僕っ…わるいこ？」
「違うっ、流星はええ子や。すっっごく、ええ子」
歯のあとが残るほど下唇を噛み締める流星を見ていると悔しくてたまらない
なんで？
こんなにええ子やんなんで黙って置いて行っちゃったん？
なんで一人ぼっちにしたん？
悔しくて悔しくて、必死に涙をこらえる
流「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯふぇぇ……」
「流星ここで暮らそうか？っな？……一緒にいっぱい遊んで、お風呂はいって、美味しいご飯食べよう？」
流「ｸﾞｽｯ…う゛んっ…うわぁぁぁん」
「っ…�陲舛磴鵑半隼砲判濛世函△�っと楽しいで…？」
ぎゅっと抱きしめて流星にバレへんように自分の涙を拭った
それから流星はしばらく泣き続けた
気づけば日は暮れてい流星は私の腕の中で泣き疲れて眠ってしまった
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作者名：たすかば。 | 作成日時：2020年11月3日 17時
