ひまわり食堂 (ページ14)

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望「なぁ」

玄関からのんちゃんの声がして振り返ると心配そうな顔ののんちゃんと見たことない少年

「のんちゃん知ってる子？初めましてやな」

望「いや、なんか玄関の前に立っとったから入りたいんかな～って思っても」

「そっか、ありがとな。こんにちは」

？「………」

少年は服の裾をじゅっと掴んでその手をもじもじと見つめている。

「私A。きみは？」

？「…りゅぅ…せぃ」

望「流星？かっこええ名前やな」

「今日一人出来たん？」

さっきより警戒心をなくしたんかちょっと顔を上げて首を横に振る

「そっか、オカンときた？」

周りを見渡しても母親らしき人は居らんけど子どもを送ってきてすぐ出かけてしまう親なんてここでは多い

流「…」

なにかを言うのを躊躇っているのか言葉がうまく出てこないんか黙り込んでしまった

「…よし、お腹すいたやろ？なんか食べよか、のんちゃんも食べに来たんやろ？」

望「おん！今日なに？」

淳「今日はな、照史の作ったハンバーグやで」

望「おぉ！！俺チーズかけて！！」

「トッピングは30円プラスで」

望「なんでなん！？いっつもただやのに！」

「ごめん、冗談やて、ほらこっちおいで笑」

流星くんはなんのこっちゃ分かってへんみたいやけどこの空気感を気に入ってくれたんか表情がいくらか柔らかくなっていた