39 受け入れてくれる人がいること ページ7
目「自分の好きなこと、なんでもいいです。それぞれ調べて発表します。発表は再来週手伝って欲しいことがあれば声掛けてください、それでは開始！」
いつもはそれぞれやりたいことをやるのが主な活動だが年に数回みんなで同じ課題に取り組む
今回は自分の好きなことを調べて発表する
佐「阿部ちゃんは何について調べるの！？」
阿「ん〜俺は天気について調べようと思う。佐久間は？」
佐「おれ〜？俺はね！動物！！！あ、でもアニメのこともいいなぁ〜」
舘「康二はどうするの？」
向「僕は……えっと、、」
舘「康二が好きなことでいいんだよ俺なら…料理か鳥のことかな」
向「か…めら」
舘「カメラかいいね。康二写真撮るの好きだもんね」
岩「康二はタブレットでまとめようか」
向「うん」
読み書きに障害のある彼は小学生の時に母親の故郷であるタイから東京にやってきた
周りが海外からの転校生に興味を示したが父親が関西人だったこともあり日本語は関西弁だった
方言など知らない子どもたちは変な喋り方だと彼を笑ったそれ以来人前で話すことが恐怖になった
障害も方言も、誰からも受け入れられず
話せない、読めない、書けない
次第に不登校となった彼は母親に手を引かれやってきた
向「んっと…かめ、、ら、、、が」
タブレットに顔をぐんと近づけて文字を読む康二に声をかける
岩「康二、少し休憩したら？」
向「でもっ」
彼の場合文字が二重に見えたり波打って見えてしまうため他の人よりも何倍も集中力が必要となるのだ
できれば休み休みやって欲しいところだ
向「まだやる…みんな終わってるから、僕だけ…」
舘「焦らなくても大丈夫だよゆっくりやろ？」
近頃一段と頼り甲斐のある宮舘が声をかけても彼はやめようとしなかった
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たすかば。(プロフ) - 雪の王子様さん» 私自身この作品を作るにあたって本当にたくさんのことを学ぶことが出来ました。この媒体を通してそのように感じて頂けて嬉しく思いますありがとうございます。 (2020年9月7日 18時) (
レス) id: cd71d01d9d (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 障害について考えさせられます。自分の正常な体は当り前ではないと改めて気づけました。これからも頑張ってください。 (2020年9月3日 6時) (レス) id: 2043479880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たすかば。 | 作成日時：2020年9月3日 0時
