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舘阿渡「できた！」
その声にといい匂いに釣られて気づけば彼らの周りにはクラスメイト達が集まりだしていた
深「え…待ってめっちゃうまそう」
舘「食べてみて」
深「いただきまーす……うまっ！！え？味濃くない？」
舘「そうでしょ？」
阿「大丈夫、水分量も塩分量も計算しまくって最低限
の量にしたから」
渡「まぁ、いっぱい食えよ」
舘「翔太キノコちぎっただけだけどね」
ラ「え！？なにこれ美味しそう！」
佐「俺も食べたい！！」
舘「だめこれはふっかのだから」
深「やば、マジでうまい」
佐「ねぇずるいよ〜一口だけ！」
ラ「もういい！いただきっ！」
阿「あ！ラウールたべた！」
ラ「うまー！」
目「俺も………うまぁ」
渡「おい！先生なんだから我慢しろよ俺も食ってやる！」
阿「だてさんいいの？」
舘「うん、ふっか嬉しそうだし」
阿「そっか」
深「っ………」
舘「ふっか？」
深「っ……あぶね…泣くかと思ったっ……みんなで同じの食えるって最高だな！ありがとうだて」
舘「またいつでも作るよ」
この瞬間、モノクロで小さな彼の世界はカラフルで大きな世界に姿を変えた
その日を境に彼は色々なことに興味を持ち始めた
これを知りたい
あれをやってみたい
まるで好奇心の塊だ
まだ自分の知らない世界があったなんて
彼の目は毎日キラキラと輝いている
舘「めめのおかけで最近楽しいことばかりだよ」
目「俺？なんかしたっけ…？」
舘「めめが調理実習に誘ってくれなかったら料理しようなんて思わなかった。
あの日から色んなことをやってみたいって思うようになったんだ」
目「そっか。だてさんが楽しそうで俺も嬉しいよ」
舘「めめ……俺、料理人になりたいな」
目「料理人？」
舘「うん。この前ふっかに料理作ったでしょ？あの時みんな笑ってくれてたんだ」
目「そうだね、みんな笑ってた」
舘「自分の料理でたくさんの人が笑ってくれるのって素敵だなって。俺、ふっかみたいに制限がある人もない人もみんなが一緒に食べられる美味しい料理作れる人になりたい」
目「だてさん…」
舘「それでお店開くの………変かな」
目「変じゃない！だてさんなら絶対すごい料理人になれるよ！」
舘「ほんと？」
目「ほんとのほんと。だてさんが店開いたら絶対食べに行くからね」
舘「ﾌﾌ ありがとう頑張るよ。それまで待っててね」
end
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たすかば。(プロフ) - 雪の王子様さん» 私自身この作品を作るにあたって本当にたくさんのことを学ぶことが出来ました。この媒体を通してそのように感じて頂けて嬉しく思いますありがとうございます。 (2020年9月7日 18時) (
レス) id: cd71d01d9d (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 障害について考えさせられます。自分の正常な体は当り前ではないと改めて気づけました。これからも頑張ってください。 (2020年9月3日 6時) (レス) id: 2043479880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たすかば。 | 作成日時：2020年9月3日 0時
