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やっぱり緊張したし上手く喋ることも出来なかった
何度も上手く読めなくて、でもその度に照くんやだてが助けてくれた
焦って涙が出そうになったが袖でゴシゴシ擦った
もう泣きたくなかった
向「…おわり、ます…」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
佐「康二おつかれ！！めっちゃよかったよ！」
渡「俺もカメラ始めようかな」
深「いーぞー！よくやった！！」
向「みんなっ」
舘「お疲れ様」
向「照くん、だてっ…ありがとぅ」
舘「どういたしまして。康二もよく頑張ったな」
岩「最後までよくやったな」
初めて遣り遂げることが出来た
きっと自分一人では出来なかったことだろう
協力してくれる人がいたから
自分を受け入れてくれる人がいたから最後まで出来たのだ
向「俺な、諦めなくてよかった！」
岩「そうだな、康二の力でやりきったんだよ」
向「みんなのおかげや…あんなっ照くん…あんな」
伝えたいが言葉がすぐに出てこない
岩「ゆっくりでいいよ。何？教えて？」
向「そのっ…こうやって、僕のはなし、ゆっくり聞いてくれて…ありがとう、僕のことを受け入れてくれて…ありがとうっ」
岩「俺は康二の気持ちが知りたいだけだよ。どれだけ時間かかっても話聞くし、康二のこと見放したりしないからな」
向「ありがとう……照くん…学校って…楽しいなぁ」
向「ぁえっ、…あ、照くん…？」
岩「っ…泣かせんじゃねーよ」
目「あぁ、康二、照くんが1番染みる言葉言ったね」
向「ぼくっ…？あのっ…え、ごめんなさぃ？」
岩「あやまんなよっ…嬉しいの！」
佐「にゃはは〜！照くん泣き虫！」
渡・深「ハハハハハ」
岩「お前ら笑うなっｸﾞｽｯあ、康二まで！」
向「あっ…ごめんてぇ〜」
学校という場所でこんなに笑ったのは初めてだ
心の底から楽しいと思えた
ここは何もかも初めてだらけだ
楽しくて大好きな場所
自分をわかろうとしてくれたのも
居場所をくれたのも
受け入れてくれたのも
全部がここだ
end
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たすかば。(プロフ) - 雪の王子様さん» 私自身この作品を作るにあたって本当にたくさんのことを学ぶことが出来ました。この媒体を通してそのように感じて頂けて嬉しく思いますありがとうございます。 (2020年9月7日 18時) (
レス) id: cd71d01d9d (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 障害について考えさせられます。自分の正常な体は当り前ではないと改めて気づけました。これからも頑張ってください。 (2020年9月3日 6時) (レス) id: 2043479880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たすかば。 | 作成日時：2020年9月3日 0時
