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「...じゃあ、まずはー、卵を割りまーす。」
スタートは、ケーキから。
スポンジを焼いたり、夜ご飯を食べるまでに冷蔵庫で冷やしておいたり、いろいろしておく必要があるからね。
「はい、どうぞっ。」
2人に卵を渡して、その割り方を教える。
落としたらあかんよ？って言ったら、2人ともほんまに緊張しちゃって、身体が固まってんの。笑
とくに、だいちゃん。
いつものにこにこがなくなって、顔がこわいこわい。笑
「トントンってして、...そうそう、ほんでー、こう、ぱかって、するんやよ？」
そう言ったら、すんなり割ってくれた、とも。
ほんまに、相変わらず、器用なこと。
割れた割れたー！ってにこにこ笑顔で、お手手をパチパチして、自分でも上手な出来に、喜んでるご様子。笑
「すごいね、とも？ 上手やね？」
その一方で、
「...えぃっ、わあっ！！」
予想通り、やらかしてくれる、だいちゃん。笑
ピッカピカにしたお手手が、さっそくベトベトに。
「おねえちゃんっ！ たいへんっ！」
「いけるいける！ ほら、こんなか入れて？」
そう言って、別皿に入れさせた割ったばかりの卵は、もう、かき混ぜた後みたい。
ほんまは、黄身と白身に分けなあかんのに。
この卵は他のところで使いますか。笑
「...あぶなかったぁー。」
いや、あぶなかった、やあらへんわ。笑
正直、アウトや、アウト。笑
でも、もうすでに楽しそうやから、全然おっけー。
このまま、最後まで飽きてくれへんかったらいいねんけど。
「それを、混ぜ混ぜして...ほんで、その間にこれを用意しとこっか。」
あっちやこっちや作業をお願いして、だんだんすべてのメニューが、完成に近づいてきた。
2人とも慣れてきてくれたみたいで、ともはもちろん、だいちゃんもすっかり上達。
同じような顔して、次は次は！？、って目を輝かせてくる。
「じゃあ、もう、完成やから、スプーンとか、食器を用意してくださいっ。」
そしたら、はーい！ってお手手を挙げて、すぐ走っていってくれて。
ほんま、ええお返事なんやから。笑
2人の姿を微笑ましくみながら、私は最後の盛り付けをする。
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あお(プロフ) - はじめまして、お話を読ませていただきました！最初から一人でボロボロ泣きながら見てました。本当に素敵なお話に出会えてよかったです。あーほんとに大好きです！ (2019年4月15日 23時) (
レス) id: 735c60907d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 2度目の投稿すみません。こんな素敵なお話書いてくださってほんまにありがとうございます。と同時に感動をありがとう。 (2018年8月15日 11時) (レス) id: abcdd40783 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 読み終わった時(読んでる途中も)涙腺崩壊してめっちゃくちゃ泣いてしまいました。ほんまにこのお話に出会えてよかった。って言ったら大袈裟かもやけど、でもそんぐらい、何回も読みたくなるぐらい、感動して大好きになりました。250文字なんかじゃ伝えきれられへん。 (2018年8月15日 11時) (レス) id: abcdd40783 (このIDを非表示/違反報告)
さら - このお話前から大好きで、ずっと読んでました！改装したんですか？もう一度読みますね！頑張って下さい！ (2018年4月8日 18時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
noa - 感動したしめっちゃキュンキュンしました！ (2018年3月22日 14時) (レス) id: be5b766048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2016年4月16日 16時
