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そんな彼らと、今日は、初めて、お買い物に行くことになった。
お買い物ってゆうても、スーパーとかじゃなくて、近所では大きめのショッピングモール。
服も泥んこのやつしかなければ、遊び道具も一つもないから、いつかは連れて行きたいな、と思ってて、
だんだん規則正しい生活を送れるようになってきた今日に、それを実行することにした。
「明日のお買い物、何ほしい？」
前日、寝る前に2人に尋ねたところ、
「...んー、だいきは、いまのおようふくでもいいよ？」
だいちゃんは物欲がないみたいで、ふーん、って顔をしてた。
けど、
「ともが、たのしみ！ってゆうてる！」
まさかのインドアともが、目をキラキラさせ、かなりの乗り気でびっくり。笑
その意外性に、まだ驚かされたまま、
今、3人で電車に揺られる。
「...だいちゃんっ、次降りるよ？」
離れちゃわないように足元にしがみつかせてる、だいちゃんに、小声でそう伝えて、
「はい、無くしたらアカンよ？」
だいきがもつ！と言ってやまなかった私の切符を、ズボンのポッケに入れてやる。
そしたら、電車では小声でしゃべりましょう、って、教えたのをきちんと覚えてくれてて、
「...わかったぁっ、」
ちっちゃいお手手でメガホンを作り、ウィスパー声で答えてくれる、だいちゃん。
そういうことは、1回教えたら、ちゃんと守ってくれんの。
いたずらも、1回で聞いてくれたらええねんけどなぁ。笑
そう思いながら、抱っこしてるともを見ると、朝早いからか私の首元にくっついて、目はトロン、口もむにゃむにゃ、ってかもはや寝てる。
体温もほかほかな上に、呼吸もゆっくりで、眠たいのを身体の全てからアピールしてくるから、
これは、絶対に起こしたらアカンやつやな。笑
ともの、うとうとを邪魔しないように、片手をだいちゃんのお手手と繋いで、人ごみをかき分けながら、電車を降りる。
「わぁー！！ すっきりすっきりー！」
そしたら、ぎゅうぎゅうから解放された瞬間、抑えてた元気を大きくぶちまける、だいちゃん。
そしたら、びくっ、ってともがびっくりしちゃって。
「もー、だいちゃーん。笑」
思った通りの、不機嫌。笑
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あお(プロフ) - はじめまして、お話を読ませていただきました！最初から一人でボロボロ泣きながら見てました。本当に素敵なお話に出会えてよかったです。あーほんとに大好きです！ (2019年4月15日 23時) (
レス) id: 735c60907d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 2度目の投稿すみません。こんな素敵なお話書いてくださってほんまにありがとうございます。と同時に感動をありがとう。 (2018年8月15日 11時) (レス) id: abcdd40783 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 読み終わった時(読んでる途中も)涙腺崩壊してめっちゃくちゃ泣いてしまいました。ほんまにこのお話に出会えてよかった。って言ったら大袈裟かもやけど、でもそんぐらい、何回も読みたくなるぐらい、感動して大好きになりました。250文字なんかじゃ伝えきれられへん。 (2018年8月15日 11時) (レス) id: abcdd40783 (このIDを非表示/違反報告)
さら - このお話前から大好きで、ずっと読んでました！改装したんですか？もう一度読みますね！頑張って下さい！ (2018年4月8日 18時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
noa - 感動したしめっちゃキュンキュンしました！ (2018年3月22日 14時) (レス) id: be5b766048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2016年4月16日 16時
