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家の壁にかけてある時計を見て驚いた。
「...もう1時やんっ！」
お肌のシンデレラタイムも、あと1時間、明日も仕事やのに、何やってんの、私！って、思ったけど、
仕事ないやん、明日。
明日どころか彼らを預かってる間は、ずっと。
先ほど、警察署で聞いたところ、会社の方では育休扱いとして、申請することができるらしい。
びっくりしたよね。
ちょっとやけど給料でるやん、って。
天使2人を育てながら、会社からは給料が出て、かつ補助がもらえるとか...最高すぎるわ。
に、しても、
「おねえちゃん！ おねえちゃん！ みてみて！ ここめっちゃ、ふわっふわやで！」
「おねえちゃん！ これなんなんー？」
彼らはなんで、こんなに元気なんやろか。
私なんか、もういつでも寝れそうな状態やのに。
ともでさえも、眠たい素振りなんか一切見せず、だいちゃんに至っては、私のベッドで、ぴょんぴょん、飛んでるし。
「...元気やなぁ、笑」
そんな様子を、私は眠たいながらに遠目から見ていると、
「...けほっ、けほっけほっ、」
そのベッドのほうから、
突然、小さな小さな咳が、聞こえてきた。
「...ともっ、！」
あまりにもいきなりすぎて、一気に目が覚め、その足でともの方に飛んでいく。
「...けほっけほっ、...ひゅっ、」
だいちゃんが、ベッドで盛大に飛ぶから、空気に舞ったホコリで、ともが、苦しくなっちゃったみたい。
「...ともぉ、ごめんなっ？ だいじょーぶ？」
だいちゃんも、すぐに気づいてくれたみたいで、ベッドから降りると、心配そうに一生懸命謝ってた。
「...っ、けほっ、」
しばらく、抱っこをしながら背中をさすってやると、だんだん落ち着いてきた、とも。
「大丈夫大丈夫、びっくりしたね？」
その小さな身体を抱きしめながら、よかったぁ、って、頭を撫でる。
そしたら、ともも、安心してくれてるのか、私の首元に顔を埋めてきた。
いきなりすぎて、かなりひやっとした。
こんな些細なことでも、身体の弱い彼には命の危険性があるなんて。
「...どう？ もうしんどくないかな？」
はぁ、これからの育児が、急に心配になった。
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あお(プロフ) - はじめまして、お話を読ませていただきました！最初から一人でボロボロ泣きながら見てました。本当に素敵なお話に出会えてよかったです。あーほんとに大好きです！ (2019年4月15日 23時) (
レス) id: 735c60907d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 2度目の投稿すみません。こんな素敵なお話書いてくださってほんまにありがとうございます。と同時に感動をありがとう。 (2018年8月15日 11時) (レス) id: abcdd40783 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 読み終わった時(読んでる途中も)涙腺崩壊してめっちゃくちゃ泣いてしまいました。ほんまにこのお話に出会えてよかった。って言ったら大袈裟かもやけど、でもそんぐらい、何回も読みたくなるぐらい、感動して大好きになりました。250文字なんかじゃ伝えきれられへん。 (2018年8月15日 11時) (レス) id: abcdd40783 (このIDを非表示/違反報告)
さら - このお話前から大好きで、ずっと読んでました！改装したんですか？もう一度読みますね！頑張って下さい！ (2018年4月8日 18時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)
noa - 感動したしめっちゃキュンキュンしました！ (2018年3月22日 14時) (レス) id: be5b766048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2016年4月16日 16時
