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Daiki side
『…また、明日。 学校来いよ？』
自分の、勝手な気持ちのまま、
気づけば、その場を飛び出してた。
Aのお母さんの頼み通り、
Aを学校に連れ出すことができたのか、
全くわからないまま、
気がつけば、すごい勢いで、
２階にあるAの部屋から、階段を降りてて。
１階のリビングに行くと、
キッチンで、
晩メシを作ってるらしい、Aのお母さん。
深くおじぎをして、
家を出てきた。
俺では、Aの力にはなれない。
けど、ちゃんと、悩みが解決したらいいな。
そんなことを思いながら、
ローファーのつま先を、地面に打つ。
そんな時だった。
「…!!」
突然、
後ろから、風に押されるように、
何か圧力がかかった気がした。
いや、そんなわけない。
そんなわけないんやけど、
何かよくわからない、
気配みたいなものを、感じた。
驚いて、後ろを振り向く。
すると、
少し見上げたところ、
家の２階の窓から、
Aが顔を出していた。
その偶然に、また驚く。
Aも目をまん丸にしてた。
しばらく、見つめ合う。
お互い呆然としているのか、
その間に、先ほどのような、
気まずい空気はなかった。
どうした？
そう、伝えるより先に、
『待ってて！』
そう言って、窓から消えた、A。
何かよくわからないまま、数秒待ってると、
家から部屋着にサンダルのまま、
彼女が、飛び出してきた。
小さい時は、
よくお互いの家で泊まったりすることもあった。
一緒にお風呂に入ったこともあるし、
一緒に布団で寝たこともある。
けど、こんな大人に近づいてきてから、
Aの部屋着姿なんか初めて見た。
いや、さっきも見てたはず。
やけど、改めて見ると、
そのレア感に心臓がうるさい。
目が合わせられなくて、挙動不審になってしまう。
そんな俺の気持ちも構わず、
近づいてくる、A。
お互いの家のちょうど真ん中。
いつもの場所なのに、そこには今までにはなかった空気があった。
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のこのこ - しげかっこよすぎてやばいです！ (2019年2月9日 1時) (
レス) id: d9bf996457 (このIDを非表示/違反報告)
恋夏 - 最高！！2人が結ばれて本当に良かった (2018年7月15日 13時) (レス) id: bda6d95fa7 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - 大大大好きな作品だったのでAfterすごく嬉しかったです。素敵な作品をありがとうございました。もっとこのふたりを見たいのでまた続編期待してます！！ (2017年6月13日 13時) (レス) id: cbfa499980 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - Afterまであって嬉しいです！重岡くんと主人公ちゃんにほっこりしました。 (2017年6月13日 0時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - 前に途中まで読んでいたのを思い出しました。大毅くんは優しくて思いやりがあって素敵ですね。幼馴染の2人の関係性に微笑ましさも感じました。好きな作品です！ (2017年1月18日 1時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香
x他1人 | 作成日時：2016年8月27日 18時
