13、山荘包帯男殺人事件 ページ13
その人は急に走り出したかと思うと、森の方へ走っていった。
「あ、あの人も別荘に行くのかな…」
「ち、違うんじゃない…」
「き、きっと違うて…」
ここらに他に用があるとは思われへんけど…いやや、来て欲しくないわ…
ちょっとどんよりとした気持ちで別荘の玄関に着く。
その時、丁度玄関のドアが開いた。
出てきたのは園子で、きっと窓から私たちの姿が見えたからここまで来てくれたんだろう。
「もー、遅いよ蘭、Aー、何やってたのよー！」
「へへ、ごめんごめん園子！」
「んー、せっかく私んちの別荘に招待してあげたのに、遅れてくるなんてもー」
園子ちゃんはウチらが話す隙もない程のマシンガントークで、なんと今日ウチらをここに連れてきたのは恋愛が目的だと言われた。
……寂しいんじゃなかったんか…？
ウチらの部屋は2階という事で、コナンくんと蘭ちゃんと階段を上がる。
途中、蘭ちゃんが間違えて色んな人の部屋を開けていたが、まぁ見なかったことにしよう…(皆素っ裸やったし…)
「あ！ここよ！私達の部屋！」
「ウチは園子ちゃんの部屋やから、蘭ちゃん達の部屋の前やね」
サッと部屋に荷物を置いて、リビングに向かった。
園子によるメンバー紹介が始まり、お姉さんも入れて私たち以外は5人、計9人が館に集まったことになる。
そこでふと疑問に思う。
……なんか…あれ？高橋さんって、もっと痩せてなかったやろか…
さっき蘭ちゃんが間違えて扉開けた時…
……気にせんとった方がええかな…
……後で一応、新一くんに知らせとこか…？
いや、新一くんなら一緒に見てたやろか…
それにしても、痩せて見えるよう努力する人はおっても、太って見えるよう努力する人も中にはおるんやなぁ、
けったいやなぁ…
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みるくストロベリー - 遊星さん» 私もそう思います。面白いのに...続き読みたい...！！ (2020年8月22日 12時) (
レス) id: 97e84ae721 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年12月14日 20時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華威緋羅 | 作成日時：2019年12月14日 1時
