言の葉の呪い【SLAM DUNK】

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その夏、私は数年ぶりにバスケを観た


プレスに苦しむ姿、ミスマッチを突かれる所、確率の悪いジャンプショット


「ふふっあはは」


上手くいかないと機嫌が悪くなる所、その癖いつもの威勢が無くなっちゃう所、
本当懐かしいな



ソーちゃんと全然違う。けどソーちゃんに似てる。



相手を置き去りにする鋭いドライブ、視野の広さから出される的確なパス、速攻への戻りの速さ、仲間を鼓舞するプレースタイル



湘北高校

個性の強いプレイヤーの中でリョータが一番目立っていたというわけでは無いけれど、私はリョータに釘付けだった



キラキラ光って、輝いて見えた



「ソーちゃん、リョータ頑張ってるよ。
ちょー、カッコいいよ」


ソーちゃんはソーちゃん
リョータはリョータ


だけどやっぱ兄弟だからかね


あの日みたソーちゃんを連想してしまったさ




ソーちゃんの代わりにはなれないよ。ならなくていいんだよ。
だってアンタはアンタ、ソーちゃんとは違った人間だもの。


似ていても、似てなくても、アンタは宮城リョータだ




(いけ)


負けるな進め


打ち砕け


「行けっリョータ！」



その時一瞬、リョータと目が合った気がした

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