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「俺ゃ将来、コイツら全員倒して全国に行く!
そん時はA、お前には特等席を用意しちゃる」


そう言って笑う彼の夢を聞くのが好きだった


バスケットの話をする時の彼が一番輝いていた


普段の余裕のある澄ました態度から、少し子供になった様に楽しそうに語る彼の話が大好きだった。



降り注ぐ太陽とアスファルトに反射した熱気に汗ばむ体。自転車を引きながら歩く彼の隣を、殆ど溶けてしまったアイスを咥えながら帰る毎日が幸せだった。



「現実はそううまく行くかね〜って、あーっ!ちょっと!」


暑さで溶けた、レモン味のアイスを横から齧られる。
そう私が素直じゃない返事をすると、ソーちゃんはニヤッと笑って意地悪するの。


「ははっ甘くね〜」

「ほとんど食われた…」


ソーちゃんは足を止めて一瞬視線を落とし、続いて太陽に向かって拳を突き上げた。


「…甘くねーよ。けど、俺は出来るさ。
何たって俺は沖縄の宝、宮城ソータだからな!」


そう言ってニカっと笑う、太陽の様な君


「うん…出来るかも。
ソーちゃんなら本当に、出来ちゃうかも」



私がそういうと、素直じゃねーなって笑って腕を回してくるソーちゃん。


暑い暑いって言っても、わざとらしく引っ付いてくるソーちゃんが大好きだった

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真夏(プロフ) - 感動しました…。 (7月17日 0時) (レス) @page15 id: f5667fec85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちふれれれ | 作成日時:2023年5月20日 14時

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