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篤人「ねーえー、ご飯はまだですかー？」
ソファに寝っ転がって、パソコンをつついて足をじたばたしている篤人に言われる。
私「あと３分、待って。」
篤人「んー。」
熱した油から、唐揚げとなった鶏の塊を取り出す。
ジュワーっと、美味しそうな音を出す。
この後も、お皿に盛りつけたり、お味噌汁や、白米をお茶碗に盛りつけたり。
私「篤人、出来たよ。」
待ってました、と言わんばかりにテーブルの椅子に座る。
私も、篤人の正面にある椅子に座る。
「「いただきます。」」
２人で手を合わせ、同時にゆっくりと感謝の言葉を言う。
小さい頃から、ずっと一緒にご飯を食べることが多かったから、今でも同じらしい。
昔の頃のことが残っているって、ちょっぴり嬉しい。
篤人は、お箸を取ると、ものすごい勢いで食べ始めた。
私は黙って両手で頬杖をつきながら、目を細め、その姿を見つめる。
篤人「？ ふぁふぇふぁいふぉ？(食べないの？)」
私「食べる、よ。」
でも今は、この時間を楽しみたい。
私「久しぶり、篤人の食べっぷり。」
ごくん、と飲み込むと、
篤人「あたりまえっしょ。えっと、５年ぶりに会ったんだから。」
私「そっか。
でも、私達、そんなに変わってなかったね。」
篤人「なんで？」
私「だって、その篤人の食べっぷりや、私が、篤人のこと、まだ・・・」
篤人「ん？」
私「ううん。なんでもない。」
私は恥ずかしさを消すように、
私「早く、食べて。冷めちゃうから。」
と呟く。
篤人「わかったからさ、（人１）も、いい加減、食べよ？」
篤人が私の食事を心配してる。
私「わかった(笑)」
満足そうに、頷く篤人。
ね、篤人。
さっき私が言いかけた言葉の意味、篤人、分かった？
＜わかんね。＞
だよね。
まだ、君のことが好きってこと、言おうとしたんだ。
でも、まだ言えないや。
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まどちね(プロフ) - ありがとうございます（泣） 絶対、読者様が満足してもらえるよう、頑張ります！ (2014年7月2日 7時) (
レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 面白かったです。中学生なんてびっくり。文章力がすごいですね。引き込まれました。これからも楽しみにしています。よかったらくっつく所までは続けていただけたら幸せです（●＾o＾●） (2014年7月1日 17時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - ありがとうございます！！ (2014年7月1日 1時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
サムライ - 良いです！この話ヤバいです！面白いです！ (2014年6月30日 18時) (レス) id: 839df3a6dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まどちね | 作成日時：2014年6月29日 0時
