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篤人と一緒に、マンションに着く。
私「ねえ、ここの管理人さんって、どこいるの？」
篤人「こっち。」
管理人室に行き、管理人さんに挨拶をして、荷物をもらう。
篤人「・・・。
これを俺が運べと？お嬢さん？」
私「YES.」
篤人「じゃあさ、今日、俺の部屋に来て、ご飯、作ってくんない？
いろいろ材料はあるからさ。」
私「よろしい。」
篤人が恨めしそうな顔で睨んでくる。
が、スルー。
：数分後：
篤人「はあ、やっと到着・・・。」
私「ごくろーさま。」
しゃがみ込んで座っている篤人のふわふわする髪の毛を、ぽんぽん叩いてあげる。
篤人「てかさ、何、これ？
意図的に選んだわけ？この部屋。」
私「いや、意図的じゃない。これは単なる偶然だよ・・・。」
私達は、２つのドアの前で、呆然と立ちすくむ。
篤人「ある意味、すごいよね。
同じマンションで、同じ階で、お隣さんなんて。」
私「そだね。」
偶然というか、奇跡というか、
何にしろ、
超嬉しい。
自分の腕で、自分をぎゅっ、と抱きしめる。
(やっぱ、ドイツ最高。)
篤人「あのー、早く、君の部屋、開けてもらえませんか？
荷物、入れてあげるんで。
マジ空腹で死にそうなんですけど。」
私「ああ、すんません(笑)」
ガチャと開けると、私はダッシュで部屋に飛び込んでいく。
私「うおっ、めっちゃ広ーい！！」
前のアパートとは違う匂いがして、新鮮。
篤人「あのー、荷物、ここでいいっすか。
早く、飯食いたいんで。」
既に、引っ越し屋さんのお兄さんになっている篤人に、お礼を言う。
私「ありがと。次回もよろしく。」
篤人「え、次回とかあんの！？」
私「ん。」
篤人「・・・。ま、いいや。その分、ご飯作ってもらうから。」
私「いいけど？」
篤人「じゃ、俺の部屋、行きますか。
ここにいても、手伝いさせられそうなので。」
私「賢明な判断(笑)」
自分の部屋を閉めて出る。
篤人の部屋まで、徒歩３秒。
いままで一番遠かった人が、
今、一番近くにいる。
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まどちね(プロフ) - ありがとうございます（泣） 絶対、読者様が満足してもらえるよう、頑張ります！ (2014年7月2日 7時) (
レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 面白かったです。中学生なんてびっくり。文章力がすごいですね。引き込まれました。これからも楽しみにしています。よかったらくっつく所までは続けていただけたら幸せです（●＾o＾●） (2014年7月1日 17時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - ありがとうございます！！ (2014年7月1日 1時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
サムライ - 良いです！この話ヤバいです！面白いです！ (2014年6月30日 18時) (レス) id: 839df3a6dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まどちね | 作成日時：2014年6月29日 0時
