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いよいよ、ゴールデンウィークも終わり。
本当に、最後になった部屋で、空港へと向かう準備をする。
何もかも、準備してしまった私は、最後に写真とPSPをバッグの中に入れた。
少し大きめのスーツケースをゴロゴロと引っ張りながら、玄関の前に立つ。
私「今まで、お世話になりましたッ。」
深く、お辞儀をする。
今までの幸せに、感謝を込めて。
これからの幸せに、期待を込めて。
私「行ってきます。」
ゆっくりと、ドアを閉めると、鍵をかけた。
：数時間後：
私「あ、母さん？今、成田空港にいるから。うん、分かってる。連絡するから。篤人のことも。」
ピッとスマホの通話ボタンを押す。
私「多いね、人。」
真由「そだね。」
私「そろそろ、飛行機の出発時刻。行くね、」
真由「うん。」
いつもと、口数の少ない真由を見ると、今にも泣き出しそうだった。
くしゃくしゃと、頭を撫でてやる。
私「もう、行くから、ね？」
こくん、と頷く。
真由「絶対、幸せになってよ。
落ち着いたら、彼氏と新婚旅行に行くから。」
私「いつでも、来て(笑)」
真由「うん。」
飛行機の出発時刻が迫っていると、アナウンスが告ぐ。
私「バイバイ。」
真由「じゃ、ね。」
スーツケースをゴロゴロと引っ張っていく。
後ろを振り向きたい。
でも、無理。
ここで、真由を見たら、こっちが号泣してしまう。
(真由こそ、彼氏さんと幸せになってよね。
それが、私の幸せの１つでもあるからさ。)
この日、日本を出た。
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まどちね(プロフ) - ありがとうございます（泣） 絶対、読者様が満足してもらえるよう、頑張ります！ (2014年7月2日 7時) (
レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 面白かったです。中学生なんてびっくり。文章力がすごいですね。引き込まれました。これからも楽しみにしています。よかったらくっつく所までは続けていただけたら幸せです（●＾o＾●） (2014年7月1日 17時) (レス) id: 6fd6da2112 (このIDを非表示/違反報告)
まどちね(プロフ) - ありがとうございます！！ (2014年7月1日 1時) (レス) id: 1241e6d3a9 (このIDを非表示/違反報告)
サムライ - 良いです！この話ヤバいです！面白いです！ (2014年6月30日 18時) (レス) id: 839df3a6dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まどちね | 作成日時：2014年6月29日 0時
