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Ayuki side
彼女はこの時から、
天真爛漫で天然で、小悪魔で気が強くて、
そして、可愛かった。
「えっ、なに、？」
流星さんを含むジャニーズWESTのみなさんが、
本番の準備に取りかかり始めて、
母も、今のタイミングだ、っていそいそと父の元へ、
持ってきた荷物を届けに行ってしまったため、
必然的に、2人きりになってしまったこの空間。
「…ホワイトボード、？」
どうしたらいいかわからず、またうじうじしてる僕に、
彼女は、どこかいたずらっ子っぽい表情をして、
常に持ち歩いているのであろう、
小さなホワイトボードに、こんなことを書いた。
【たんけん行くよ！】
「…たんけん、？」
彼女の行動が予測外で、
思わず毎回のリアクションに疑問符がつく。
「たんけんってどこ…あ、ねぇ、」
たんけんってどこ行くんだよ。
そう聞きたくて、ホワイトボードを借りようと、
無意識に彼女の肩を叩けば、
その触れた指先だけ、集中的に熱を感じた。
【行くよ！】
「うわっ！ ちょっと…」
そしたら、行くよ！、とだけ返事が来て、
腕を掴まれれば、そのまま勢いで楽屋の外へ。
「どこ行くんだよっ、また君のお父さんたち、
あの部屋に帰ってくるんじゃないの、？」
そう言っても、彼女の耳には当然届かない。
僕の腕を掴んで、長い廊下をずんずん。
その握られた腕もまた、ものすごい熱を感じた。
「ごめんね2人、ちょっと通してくれるかなー？」
時折、大きな荷物を運ぶ人や、
立ち入り禁止っていう区域もいくつかあった。
それには、毎回誰かがそうやって教えてくれたのだが、
危ないよ、だけじゃこれもまた彼女には伝わらない。
「…こっち行ってなよ、」
そんな時には、僕が彼女の腕を引っ張った。
僕のことも気にせず進む彼女に対して、
グッとその手を引いて、危ないからって。
そしたら一瞬、なに？みたいなきつい顔をする彼女。
*「…！」
けど、大きな荷物を持ってる人が、
僕たちの後ろから追い抜いて行くのに気づくと、
素直に、お礼を言って微笑んだ。
*「�燹弔△�、ぁとっ、�瓠�
無条件な綺麗さと可愛さを含んだ笑顔。
心臓が飛び出そうなくらい、ドキドキした。
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いっちゃん(プロフ) - 初めまして。こんなに素晴らしいお話に出会ったのは初めてです。本当に感動しました。是非続編お待ちしています。これからも応援しています！ (2020年5月5日 17時) (
レス) id: a6f24fa91f (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 楽しみに更新待っていました。更新してくださり、ありがとうございます。茉都香さんのお話はどれも引き込まれる内容でとても面白いです。大変だとは思いますが、これからも応援させてください。 (2019年5月3日 1時) (レス) id: 4c544edcc6 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ(プロフ) - 本当に面白くて大好きな作品になりました！もぉー永久にお話が続いて欲しいぐらい大好きです。これからも応援しています！ (2018年2月11日 13時) (レス) id: dbc0366c84 (このIDを非表示/違反報告)
鳥 - めっちゃ面白いです！こんな何気ない日常や、ラジオの話などを読んですごく笑顔になりました。続き楽しみに待っています！ (2017年10月18日 4時) (レス) id: d107ff32f3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 本当に大好きな作品だったので 続編が始まりすごく嬉しいです。 これからも更新頑張って下さい 更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月11日 13時) (レス) id: 88a4435328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2017年8月26日 11時
