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「大好きだったよ」.-ジェシカ×サンドラ ページ2

.....


○視点
・ジェシカ

○注意
・ハッピーエンドなんてなかった











『ジェシカ!!』



ひとりぼっちだった私に、
いつも手を差し伸べてくれていたのはサンドラ、あなただった。


あなたのおかげで、
私は明るくなって、ひとりぼっちを抜け出せた。


サンドラが大好き。

サンドラを信じてやまなかった。




―-なのに。




「あなただったのね、サンドラ」




目の前で俯くサンドラ。


遭難して、この屋敷に2人でたどり着いて数日。
もう生きのこってるのは私とサンドラを除けば役職のある人だけ。


役職に狼がいなければ、サンドラは人狼。




「ずっと、だましてたの…?」



そう絞り出した瞬間、




「だましたくなんてなかったわ!!!」




いつもは穏やかなサンドラが叫ぶ。

瞳に涙をいっぱい溜めて、顔を真っ赤にして、叫ぶ。




「でも、こうす、るしかっ、なかったのよ…!」




その場で崩れ落ちてしまうサンドラ。




「――…人狼になんて、生まれたくなかったわ」




ぽつり、サンドラの本音が漏れる。




これが、正しい選択かなんてわからない。


けれど今わたしができる事なんてひとつしかない。




「サンドラ、わたしを噛んで」




サンドラに目線を合わせて、そのままサンドラの背中に手を回す。


ゆっくりと目を閉じれば、
自分の身体に力が戻ってくるのがわかった。



そしてもう一度目を開けば―――




「…ジェ、シカ?」



黒い耳と、小さく生えた尻尾。




「一緒に、死にましょう?」




そう囁けば、サンドラを覆う空気が一瞬変わったように感じた。

サンドラに顔を向ければ、
大きな耳、尻尾。まさに人狼の姿になっていた。




「サンドラ、だいすきよ」



「ジェシカ、――!!」
















叶うのなら、共に生きたかった。











―【人狼】ジェシカを襲撃しました

―【番犬】サンドラを噛み殺しました


○ジェシカが襲撃されました
○サンドラが襲撃されました


市民陣営の勝利です。












○役職
・番犬(ジェシカ)
・人狼(サンドラ)

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←すべてを知ってしまえば.-ションメア



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なぎさ - クリスとアンナ書いて欲しいです。 (2018年12月19日 14時) (レス) id: 6b2784f677 (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 姉妹のお話最高でした!クリスさんとジェシーのお話書いてほしいなあなんて、マイナーな組み合わせなので書くの難しいと思うんですけれどお願いしたいです! (2018年6月18日 1時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:土管暮らし | 作成日時:2018年6月4日 18時

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