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ところで、なんで今日は二人で遊びに来たのか？それにはちゃんと理由がある。
ちょっと前に、皆が俺とユタヒョンのセンイルパーティーをやってくれたんだけど、その時に一人ずつメッセージをくれて。Aヌナはメッセージと共に“願いを3つ叶える券”という、手作りのチケットまでくれたのだ。
『誕生日までにプレゼント買えなくて…そんなのでごめん、欲しいもの言ってね』
ヌナは申し訳なさそうな顔でそんな風に言ったけど、多分これ、一番のプレゼントだ。皆羨ましそうな顔してたし、ユタヒョンはお揃いのアクセサリーを貰ったくせに「ズルい！！」と叫んでいたし、ジェヒョンに至っては「1個ちょうだい」なんて図々しく言ってきたし。もちろんあげないけど。
実際、俺もめちゃくちゃ嬉しくて。だからその“お願い”を一つ使って、こうしてヌナと二人でデートすることを叶えてもらったんだㅎㅎ
『…スチョナ疲れてない？やっぱり宿舎でゆっくりしてた方が…』
「もー、それ何回目？大丈夫って言ってるのに」
凝ったケーキを出してくれるらしい、というカフェをわざわざ調べてヌナを連れてきた。普段誰かに誘われてやっと外に出る俺が自分でお店を調べたりしている辺りで、どれだけ楽しみにしていたかを察してほしい。
「俺はヌナと出かけるの楽しみにしてたんだよ？分かるでしょ？」
『分かる。私も楽しみにしてたから』
「じゃあもうそういうこと言わないで」
『ふふ、はーい』
面白そうに笑うヌナ。その時、俺たちの番号が呼ばれた。俺が立つよりも早くヌナが立ち上がって「スチョナは座ってて」と言うから、大人しく椅子に座り直す。
ケーキを受け取っているヌナの後ろ姿を見て、そういやシズニが近くに居ることを思い出した。やばいやばい、「ウィンウィンは年下のくせにAをこき使っている」なんて言われでもしたら大変だ。
慌ててヌナの所に行って、ケーキが乗ったトレーを半ば奪い取るように持つと、ヌナはまたさっきみたいに面白そうに笑った。
『それにしても、一緒に出かけるのがお願い1個目でほんとに良かったの？もっとこう…これ買って〜とか、』
「良いの！だって俺ヌナと2人で遊んだこと無かったでしょ？それに最近はヌナも出かけられなかっただろうし…ねぇ、ほんとにもう大丈夫なの？」
『うん、大丈夫』
そう頷くAヌナ。パーカーの隙間から見える首には、まだ包帯が巻かれたままだ。
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madohun(プロフ) - wakaさん» わーい🙌wakaさん、いつもメッセージありがとうございます💓めちゃくちゃ励みになってます🥹 (2022年12月8日 15時) (
レス) id: e024487214 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 更新ありがとう😆 (2022年12月8日 4時) (レス) @page45 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、遅くなりましたがこちらこそありがとうございます！変わらず読んで頂けて嬉しいですㅠㅠ (2022年9月30日 7時) (レス) @page24 id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 新作嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年9月17日 15時) (レス) @page17 id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - wakaさん» わーただいまです💗ありがとうございます！是非楽しんで頂ければ幸いです🥺 (2022年9月15日 19時) (レス) id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2021年1月10日 12時
