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反応だけ見ると普段と変わらないように感じる。だけどAは、俺が笑ってもウザそうな表情ひとつしない。何かを考え込んでいるような、何となく落ち着かない雰囲気に、今度は俺がもやっとしてくる。
「何？マジで何かあった？」
『……』
さすがに変だと思って、顔を覗き込む。するとAはお得意の困ったような表情で「あのさ、」と切り出した。
『…笑わないで聞いて』
「うん」
『テヨニヒョンとスチョナも笑わないでね』
TY「うん？笑わないよ？」
WN「何？」
『……なんかね、色んな人に挨拶されるの』
「「「………は？」」」
『色んな、知らない人に、挨拶されるの』
TY「えーっと…」
…真面目な顔でこの子は何を言ってるんだ？知り合いとか関係なく、こういう現場で人とすれ違えば挨拶くらいするだろう。初めての収録ってわけでも無いのに、何を今更。
ヒョンもウィンウィンもそう思ったんだろう。笑いはしないけど、頭の上にハテナが浮かんでいる。
「今までもそんなの普通だったじゃん、今更何言ってんの？」
『…そうなんだけど、』
何だか浮かない顔のまま、Aはまた少し俯いて黙ってしまった。
MG「テヨンア、ちょっと」
TY「はーい」
マネヒョンに呼ばれたテヨニヒョンが、よっこらせと立ち上がる。Aのことを心配そうにチラリと見てから、俺に「頼んだ」と口パクで伝えてヒョンは行ってしまった。
するとちょうどそこへ衣装スタッフのヌナがやって来て、Aを呼ぶ。
ST「Aちゃんお待たせ！準備できたから着替えて来てくれる？」
『え、そこで着替えるんじゃないんですか、』
ST「そこはこれからウィンウィンくんが使うから…」
『そっか…』
ST「そんな遠くないよ？突き当たりを右に曲がって3つ目の部屋」
『…分かりました』
ST「ウィンウィンくんも準備出来たから着替えちゃってね」
WN「はーい」
呼ばれたウィンウィンが立ち上がる。けれど、Aはまだ座ったままで。
「ほらA、」
手首を掴んで立ち上がらせる。素直に、だけど渋々、といった感じで立ち上がったAは、そのまま俺を見上げて言った。
『…着いて来てくれる？』
「え、」
『……』
本当にどうしちゃったんだ。しかもお前の着替えに着いて来いって？着いて行くも何も、たかだか数十メートルの距離じゃん。パッと行って着替えて帰って来れば良いのに。
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madohun(プロフ) - wakaさん» わーい🙌wakaさん、いつもメッセージありがとうございます💓めちゃくちゃ励みになってます🥹 (2022年12月8日 15時) (
レス) id: e024487214 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 更新ありがとう😆 (2022年12月8日 4時) (レス) @page45 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、遅くなりましたがこちらこそありがとうございます！変わらず読んで頂けて嬉しいですㅠㅠ (2022年9月30日 7時) (レス) @page24 id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 新作嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年9月17日 15時) (レス) @page17 id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - wakaさん» わーただいまです💗ありがとうございます！是非楽しんで頂ければ幸いです🥺 (2022年9月15日 19時) (レス) id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2021年1月10日 12時
