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ジョンウに寄りかかったまま、動かないA。伏せた顔に髪の毛がかかってしまっていて、顔色が分からない。
本当にさっきまで普通に踊っていたから、突然の出来事にトレーナーヒョンもマネヒョン達も相当驚いたようだ。音楽を止めて、急いで駆け寄ってくる。
YT「A、どうしたい？水飲むか？」
『…………気持ち悪い…』
TR「……冷たいな」
Aの首に手を当てたトレーナーヒョンがそう呟くと、ユタはすぐにハッとした顔になる。
YT「貧血やわ」
TY「あ……俺、温かい飲み物買ってくるね！」
JW「…ヒョン、誰か上着貸してくれる？」
ユタの「貧血」の一言で、何かを察したテヨンイとジョンウが動き出す。何だか良く分からないまま、俺は近くにあった自分のパーカーを手渡した。
初めて見るAの姿に皆で戸惑いを隠せない中、ユタは手際良くパーカーをAの背中にかけると、そのまま優しく撫でた。
YT「A〜、横になるか？」
小さく首を振るAに、ユタは「うーん」と唸る。
YT「けど、お腹も痛いやろ？」
そう言いながら、ユタが周りに立ちすくむ俺達にちらっと目配せをしてくれて、やっと気づく。あぁ…そうだAは女の子だった。
YT「どんくらい痛い？ちょっと？それともめっちゃ？」
『………………めっちゃ……』
YT「あー辛いなぁ」
なるほど、女兄弟が居るメンバーは違う。だからテヨンとジョンウが動けたのか。
そしてユタはさすがだ。Aのことだから、痛いかどうか聞いても「大丈夫」と返ってくるに違いない。それを見越して、痛みの程度を聞いたんだ。
よしよし、とユタとジョンウが背中を撫で続けていると、テヨンイが足早に戻って来た。そしてそのまましゃがむと「A？」とめちゃくちゃ優しい声を出す。
TY「A、温かいお茶買ってきたから、飲めそうだったら飲んで」
Aがゆっくり顔を上げた。いつの間にかめちゃくちゃ汗をかいていて、前髪がおでこに張り付いている。おまけに、
JW「ヌナァ何で泣いてるの〜」
Aの目が赤くなって、潤んでいる。
『………練習止めて…ごめんなさい…』
TY「馬鹿だなぁ、そんなの気にしないの」
『でも、』
TY「良いからこれ飲みな」
『ん……』
ゆっくりお茶を流し込むA。本当に、今まで見たことないくらい顔が白くて、具合が悪そうだ。
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き(プロフ) - このシリーズ好きでもう何度か遡って読ませていただいてるんですがコンゴンズ談義の100歳と104歳のくだりが好きすぎて…（ ; ; ） (2021年1月26日 11時) (
レス) id: 7dfbe8fc2e (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» お久しぶりです！実はバラすか迷ったんですが…ヒョン達が一枚上手だったということで笑 わー！ヌナ好きだと言ってもらえて嬉しいです！いよいよサセン登場します。楽しみにしてて下さい！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - ジェミンちゃんの野生の勘でどりむちゃん達にバレてしまうのかと思ってしまいました笑ヌナが優しくてかわいくて好きなので無事に早く事が解決しますようにと見守らせながら読ませて頂いてます！ (2020年11月21日 2時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - キョウカさん» 試行錯誤しすぎて更新遅くてすみません（TT）脱線しながらじわじわ参りますので、是非このままお付き合い下さい！笑 (2020年11月19日 12時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
キョウカ(プロフ) - サセン系ありがとうございます！もうドキドキするけど面白いし読んでて楽しいです(^^)更新楽しみにしてます(o^^o) (2020年11月14日 23時) (レス) id: df38192a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年10月20日 21時
