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あの覇気の無さ、何かがあったことは確実だ。ほんとに虫レベルならどうにでもなるけどさ……あのヌナは、また誰にも相談しないつもりなんだろうか？
何かあったら一番に教えてくれって言ったのに。はぁ…とりあえずシャワー浴びよう。
――――――
タオルで髪をがしがし拭きながらスマホを見ていると、コンコン、と控えめなノックの音がした。
え、まじか。来ないと思ってた。
びっくりしながらドアを開けると、案の定そこにはAヌナの姿が。
「無理だった？」
『うん…』
でもその割にヌナはシャワーを浴びたみたいで、既にTシャツにハーフパンツという恰好。一瞬、見逃したか諦めたかなって思ったけど…これはやっぱりただの虫じゃなさそうだ。
「入りなよ」
『…いいの？』
「ヘチャンいないし」
『じゃあ遠慮なく…』
マクのセンイルVliveを部屋でやった時に、シズニの反応がAヌナの想像よりもはるかに良かったからか、あれ以来ヌナは部屋に呼ぶと素直に入ってくれるようになった。
『綺麗にしてるね』
「臭くない？」
『臭くないよㅋㅋㅋ』
ヌナはあはは、と笑いながらヘチャンが脱ぎ散らかしたスリッパを揃えてくれている。あー、そこは盲点だった。
「…で？何があったの？」
『んー…』
ヌナは臭くないと言ってくれたけど、一応アロマキャンドルを点けて床に座る。左側をぽんぽんと叩いて促すと、ヌナは曖昧な返事をしながら座った。
『ジェヒョン、前に悩みとか一番に聞きたいって言ってくれたでしょ？ほんとに聞いてくれる？』
「うん、聞く」
『何だそんなことか〜ってなるかも知れないけど、いい？』
「いいよ」
『…ほんとに大したことないよ？』
「大丈夫だってばㅎㅎ」
もったいぶるヌナに、食い下がる俺。ヌナはしばらく俺の目を見たあとに、「分かった」と話し始めた。
これは言い訳なんだけど。
その時の俺は、Aヌナが約束を覚えててくれて、しかもちゃんと守ってくれたことに相当舞い上がっていた。同い年のドヨニヒョンや年上のヒョン達じゃなく、俺を一番に選んでくれたこと。だから、その後ヌナが打ち明けてくれた話がまさか結構大きな問題だとは思いもしなかったんだ―――
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き(プロフ) - このシリーズ好きでもう何度か遡って読ませていただいてるんですがコンゴンズ談義の100歳と104歳のくだりが好きすぎて…（ ; ; ） (2021年1月26日 11時) (
レス) id: 7dfbe8fc2e (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» お久しぶりです！実はバラすか迷ったんですが…ヒョン達が一枚上手だったということで笑 わー！ヌナ好きだと言ってもらえて嬉しいです！いよいよサセン登場します。楽しみにしてて下さい！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - ジェミンちゃんの野生の勘でどりむちゃん達にバレてしまうのかと思ってしまいました笑ヌナが優しくてかわいくて好きなので無事に早く事が解決しますようにと見守らせながら読ませて頂いてます！ (2020年11月21日 2時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - キョウカさん» 試行錯誤しすぎて更新遅くてすみません（TT）脱線しながらじわじわ参りますので、是非このままお付き合い下さい！笑 (2020年11月19日 12時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
キョウカ(プロフ) - サセン系ありがとうございます！もうドキドキするけど面白いし読んでて楽しいです(^^)更新楽しみにしてます(o^^o) (2020年11月14日 23時) (レス) id: df38192a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年10月20日 21時
