前兆�� ページ28
―side Jaehyun
シャワーを浴びる前に水が飲みたいな〜と、下に降りた。明日はオフなのに珍しくリビングは電気が消えていて、静まり返っている。
いや…静まり返ってはないな。ユタヒョン達の部屋からは明かりが漏れているし、ボソボソした喋り声と、時折音楽も聞こえてくる。
ウィンウィンが居ない日が増えて、この3人部屋からゲーム音が聞こえてくることが少なくなった。それが俺はかなり寂しくて、同い年の存在の大切さを再認識している。
あーダメだ、暗いし静かだし、余計なことを考えちゃう。ウィンウィンが、困ったときにまた頼りたいと、そう思える存在であり続けなきゃ。
ふぅ…と息を吐いて電気を点けると、パッと照らされたリビングのソファに膝を抱えて座り込むAヌナの姿が浮かび上がった。
まさか誰かが居ると思ってなかったから、思わず肩をびくつかせる。ヌナも、急に点いた明かりに驚いたのか、伏せていた顔をパッと上げた。
「びっくりした…居たの…？」
『ご、ごめん…』
「心臓に悪いよ…オバケかと思ったじゃん」
『……ジェヒョン、オバケとか信じる人だっけ？』
「信じてないけどさ…」
『ごめんね…』
とりあえず心を落ち着かせようと、冷蔵庫から水を取り出して一口飲む。ヌナが黙ってしまったから、また急にリビングは静まり返る。
「……寝ないの？」
『…あー…ちょっとね…』
「…シャワーも浴びてないし」
『…うん……』
何だか歯切れの悪い感じ。ヌナは自分の部屋のドアをチラッと見て、気まずそうに笑った。
「…部屋に虫でも出た？」
『…あー、そんな感じ』
「俺がどうにかしてあげようか？」
『だ、大丈夫！』
「え、ヌナ虫平気なの？意外」
『ちっちゃいやつだったから…』
「ふーん…」
これ以上深入りして欲しく無さそうな雰囲気を何となーく察して、俺はペットボトルのキャップを締めた。
「…まぁ、まだ起きてると思うからどうしても無理だったら呼んで」
『……ありがとう』
それから2階に上がって少し耳を澄ませてみたけど、ヌナが部屋に戻ったような気配はしなかった。
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き(プロフ) - このシリーズ好きでもう何度か遡って読ませていただいてるんですがコンゴンズ談義の100歳と104歳のくだりが好きすぎて…（ ; ; ） (2021年1月26日 11時) (
レス) id: 7dfbe8fc2e (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» お久しぶりです！実はバラすか迷ったんですが…ヒョン達が一枚上手だったということで笑 わー！ヌナ好きだと言ってもらえて嬉しいです！いよいよサセン登場します。楽しみにしてて下さい！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - ジェミンちゃんの野生の勘でどりむちゃん達にバレてしまうのかと思ってしまいました笑ヌナが優しくてかわいくて好きなので無事に早く事が解決しますようにと見守らせながら読ませて頂いてます！ (2020年11月21日 2時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - キョウカさん» 試行錯誤しすぎて更新遅くてすみません（TT）脱線しながらじわじわ参りますので、是非このままお付き合い下さい！笑 (2020年11月19日 12時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
キョウカ(プロフ) - サセン系ありがとうございます！もうドキドキするけど面白いし読んでて楽しいです(^^)更新楽しみにしてます(o^^o) (2020年11月14日 23時) (レス) id: df38192a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年10月20日 21時
