We Go Up ページ25
―side Jisung
色んなスタッフさんたちが忙しそうに部屋を出入りするのを眺めて30分が経とうとしていた。一番最初にメイクもヘアセットも終わって、ケータリングのお菓子が大量に置かれたテーブルの前に座っている僕。
誰かしらの声や、何かしらの音が途絶えず、終始ざわざわしている楽屋の空気が、僕は案外好きだったりする。
RJ「どれが美味しかった？」
ふと上から声が降ってきて顔を上げると、準備が整ったロンジュニヒョンがお菓子の山をじっと見つめていた。
「分かんない…まだ僕食べてないから」
RJ「チソンア成長期なんだからちゃんと食べなきゃ〜」
「いでっ」
全く説得力の無いヒョンの細腕に、思ったよりも強い力でばしんと背中を叩かれる。ヒョンは、あははと笑いながらチョコチップクッキーに手を伸ばした。
RJ「うま」
これめっちゃ美味しい、チソンも食べてみ、と無理やり口に突っ込まれる。もー、やめてよお腹空いてないのに……
「え、美味しい」
RJ「だよな？」
ロンジュニヒョンと僕は顔を見合わせると、無言でクッキーに手を伸ばした。
無心で貪り続ける中で、ヒョンが「俺さあ」と小さな声で言う。
RJ「最近、日常って永遠じゃないんだなって改めて思ったんだよ」
「どうしたの突然？」
RJ「そう、突然なんだよ本当に。いつも変わらないと思ってたことが変わるのって、大体突然なんだよな」
「えぇ…？」
本当に何を言ってるんだこのヒョンは…？今はここには僕たち二人しか居ないから誰にも助けを求められない。ジェノヒョン、早く来て解説してよ…
RJ「例えばウィンウィニヒョン達」
「…もしかして中国系グループに行っちゃうこと？」
RJ「そう！」
ヒョンは、目をつけた次なるターゲット(お菓子)に手を伸ばしながら話し続ける。
RJ「中国系グループなんてさ、まさか今更出来るなんて誰が思ってた？しかもテンヒョンまで持ってかれちゃってさぁ」
「…でもそのグループ、いつかNCTのユニットになるって噂…僕聞いたけど…？」
RJ「いつかそうなるのかも知れないけどさ、じゃあ何で今やらないわけ？」
「知らないよ…」
そんなの僕が知る訳が無い。今日ほんとにどうしちゃったのヒョン？
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き(プロフ) - このシリーズ好きでもう何度か遡って読ませていただいてるんですがコンゴンズ談義の100歳と104歳のくだりが好きすぎて…（ ; ; ） (2021年1月26日 11時) (
レス) id: 7dfbe8fc2e (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» お久しぶりです！実はバラすか迷ったんですが…ヒョン達が一枚上手だったということで笑 わー！ヌナ好きだと言ってもらえて嬉しいです！いよいよサセン登場します。楽しみにしてて下さい！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - ジェミンちゃんの野生の勘でどりむちゃん達にバレてしまうのかと思ってしまいました笑ヌナが優しくてかわいくて好きなので無事に早く事が解決しますようにと見守らせながら読ませて頂いてます！ (2020年11月21日 2時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - キョウカさん» 試行錯誤しすぎて更新遅くてすみません（TT）脱線しながらじわじわ参りますので、是非このままお付き合い下さい！笑 (2020年11月19日 12時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
キョウカ(プロフ) - サセン系ありがとうございます！もうドキドキするけど面白いし読んでて楽しいです(^^)更新楽しみにしてます(o^^o) (2020年11月14日 23時) (レス) id: df38192a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年10月20日 21時
