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…これ、もしかして良いチャンスなんじゃ？
窓から溢れる朝の穏やかな陽射しと、軽快な音楽、それから俺たちを見守るカメラマンやスタッフの柔らかい雰囲気が俺を後押ししてくれた。
「…ヌナ、あのさぁ」
『ん？』
「Chainの練習始まったじゃん？」
『うん』
「……どう？」
『…どうって？』
「んー………」
はっきり言えばいいのに、Chainの練習が始まってしばらく経つから、何を今更と思われそうで回りくどい言い方しかできない。
自分から話しかけたくせに、どう切り込むかなぁ……と考えながらグラスの氷をストローでつっつく。すると、ふっとヌナが笑った気がして顔を上げた。
『……ウィンウィンと私のこと？』
「え…何で？」
『…ジェヒョンは分かりやすいからㅋㅋ』
「えー……嘘だぁ……」
『嘘じゃないよ？顔に全部書いてあるㅎㅎ』
「じゃあ例えば？どんなとき？」
『…言っていいの？』
「うん」
『じゃあね、例えば……照れてる時は耳真っ赤になってるから隠しきれてないし、何かいたずらしたいんだろうなって時にはえくぼ出来ちゃってるし、あと…』
「待って待って待って」
嘘でしょ……確かにヒョン達には「ジェヒョンは分かりやすい」って言われたことあるけど…ヌナにも？ヌナにもそう思われてたの？
「…いつから？」
『えー……ウィンウィンと宿舎に戻った時から？』
「マジか………」
それってつまり、最初からじゃん……日本デビューの話があったあの日から、もう1週間は経ってる。その間に、聞くか聞かないかひとりでもやもやしていたのを、ヌナには気づかれてたなんて。
「はぁ……」
恥ずかしすぎて、思わずテーブルに突っ伏した。ゴン、とおでこがぶつかる音がするけど気にしない。ヌナはそんな俺を見て、あははと笑っている。
その様子が監督的に良かったんだろう、カメラのシャッター音が鳴り響く。
『……ジェヒョン優しいから、気遣ってくれたんでしょ？』
「そんなんじゃない…」
『でもずっと気になってたのに聞かないでいてくれたじゃない』
「ずっとって…何で分かるわけ？」
顔を上げると、楽しそうな顔のヌナと目が合う。
『練習中にね、ちょいちょい視線がㅎㅎ』
「もう俺完全に一人で…バカみたいじゃん…」
本当に恥ずかしすぎる……ウィンウィンは鈍感だから気づいてないだろうけどさぁ。
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madohun(プロフ) - ジンリさん» コメントありがとうございます！テンは頭良さそうだしいいアドバイスくれそうだけど、絶対それだけでは終わらないだろうと思って、結果ああなりました笑 楽しんで頂けて良かったです！雑誌の話もドリムとの話も、また今後出す予定なので是非お待ちください！ (2020年8月30日 13時) (
レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - この間はテンくん出して下さりありがとうございます！笑相談にのったげて最後にはバラすっていうとこがさすがだと笑あとヌナとジェヒョンくんの画報の出来と反応が気になりますね！きっと素敵な写真。ドリムちゃんかわらずにかわいくてニコニコしちゃいますね！笑 (2020年8月29日 0時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様ありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです！！毎日暑いので体調に気をつけてお仕事頑張って下さい…！私も、少しでも疲れを癒せるようなお話書けるように頑張りますね！ (2020年8月13日 8時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - お仕事お疲れさまです！待ってました！笑忙しいのに更新していただいて私の仕事後の癒しです！楽しいお話ありがとうございます！ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年7月24日 1時
