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とんとん、と肩を叩かれる感覚でハッと目を開く。「終わりましたよ」と声をかけてくれるメイクヌナに会釈をしながら時計を見ると、7:40。せいぜい寝てたのは20分くらいだけど…爆睡だった。
鏡の中の自分は髪も顔も綺麗に整えられていて、今まで寝てたようには全く見えないんだから大したもんだ。やっぱりメイクの力ってすごい。
そういえば、と隣のAヌナを見ると、俺と同じくメイクヌナに肩を叩かれて目を開けたところだった。
ヌナはびっくりしたようにぱちぱち瞬きをすると、メイクヌナにお礼を言いながらこっちを向いた。
『……寝てた…』
「大丈夫、俺も寝てた」
『えっ、ほんと？』
「ほんと、爆睡だった。メイクされてたのも気づかなかった」
『私も……良かったあㅎㅎ』
「そんなこの世の終わりみたいな顔しなくて大丈夫だよㅋㅋ」
『だってカメラ回ってるから…』
「…え？」
『ほらこれ』
ヌナが指差す場所…ちょうど俺たちの前に広げられた化粧道具を支えにして、ど真ん中にカメラが鎮座している。
「うわマネヒョンまじ？」
『絶対ね、俺は言ったって言うと思う』
「絶対言うね…」
なんか確かに、この撮影の様子もあとでYou Tubeのチャンネルにアップされるって言ってたような言ってなかったような……？
多少編集でカットされるだろうけど、俺とヌナが揃って爆睡しながらメイクされている動画は需要あるの？
まぁもう寝てしまったもんは仕方ない。
俺はそのカメラを持って、ヌナと共にスタジオへ移動した。
『自由に動いてっていうのが一番難しいんだけど』
テーブルで向かい合ったヌナがこそっと言う。
「んー…自然に見えれば何でもいいんじゃない？」
『それが私には難しいんですよ…』
「あはは」
俺の笑いに、唇を尖らせるヌナ。そのまま、手元のレモネードのストローを咥えて飲む姿が小さい子供みたいで可愛い。
お揃いの白いポロシャツを着せられた俺たちは、カフェでデートをしているという設定で撮影している。店内のBGMにカメラのシャッター音が重なり響く。
ヌナにならって、俺もレモネードのストローに口をつける。酸っぱすぎず、ちょうど良い甘味が口の中に広がって、一気に爽快感に溢れた。
「…おいしい」
『ね、おいしいよね』
Aヌナの笑顔を見て、俺はふとあの時のウィンウィンとヌナの表情を思い出した。そして、ずっと聞こうと思っていたことを。
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madohun(プロフ) - ジンリさん» コメントありがとうございます！テンは頭良さそうだしいいアドバイスくれそうだけど、絶対それだけでは終わらないだろうと思って、結果ああなりました笑 楽しんで頂けて良かったです！雑誌の話もドリムとの話も、また今後出す予定なので是非お待ちください！ (2020年8月30日 13時) (
レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - この間はテンくん出して下さりありがとうございます！笑相談にのったげて最後にはバラすっていうとこがさすがだと笑あとヌナとジェヒョンくんの画報の出来と反応が気になりますね！きっと素敵な写真。ドリムちゃんかわらずにかわいくてニコニコしちゃいますね！笑 (2020年8月29日 0時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様ありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです！！毎日暑いので体調に気をつけてお仕事頑張って下さい…！私も、少しでも疲れを癒せるようなお話書けるように頑張りますね！ (2020年8月13日 8時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - お仕事お疲れさまです！待ってました！笑忙しいのに更新していただいて私の仕事後の癒しです！楽しいお話ありがとうございます！ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年7月24日 1時
