お悩み相談室 ページ14
―side Ten
毎日毎日、宿舎と事務所を行き来する日々が続いて、いつの間にか厚手のコートなしでも外を出歩ける気温になった。そろそろ冬物は仕舞わなきゃなあ、なんて思いつつ先延ばしにして。
そんな中決まったNCT127の日本デビュー。マネヒョンから、正式に決まったと発表があったとき、イリチルの皆はわぁっと歓声をあげて喜んでいた。
たくさん苦労した練習生時代を知っているからこそ、目標のひとつでもあった日本デビューが決まって、本当に嬉しそうだった。マネヒョン達も興奮してたし。
僕だってイリチルのメンバーじゃないけど、もちろん嬉しかったよ。皆の苦労が報われた気がしたのと、次は自分も、という新たなモチベーションになったから。
だけどその波に乗り切れずに、何だか曖昧な顔で、イリチルの輪からちょっとだけ外れて、ただにこにこしていたのがウィンウィンとAだった。
多分……これは僕とクンの二人で話してた憶測だけど…ルーキーズの経験がなく、非公開練習生のままデビューを迎えた二人は、きっと実感が湧かないんだと思う。いや、賢い二人だから分かってるか………分かってるからこそ、どういう反応をしたらいいのか迷っているんだ、きっと。Aなんて特に。
だからその夜、二人を僕たちの宿舎に招くことにした。いつもB.O.Bの練習後は、それぞれの宿舎ごとに分かれて帰る。それが一番手っ取り早いからだ。僕はそれを上手く利用して、練習室を出るときに二人に声をかけた。
「ねえ今日こっちおいでよ」
『え？』
「たまにはいいじゃん」
ウィンウィンと顔を見合わせるAに、話したいことがあるの、と耳打ちすると、Aは一瞬不思議そうな顔をしてから、パッと表情を変えて僕を見た。
『…………いいの？』
「もちろん」
『…ありがとう』
Aが察しが良くて本当に助かった。未だに何も分かってなさそうなウィンウィンには車の中で説明するとして、僕はとりあえずクンにオッケーサインを送る。
テヨニヒョンやユタヒョンには「どうしてもルーカスがAの手料理を食べたいって聞かなくて」なんて適当に言い訳をして、何か反論される前に二人を僕たちのバンに連れ込んだ。
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madohun(プロフ) - ジンリさん» コメントありがとうございます！テンは頭良さそうだしいいアドバイスくれそうだけど、絶対それだけでは終わらないだろうと思って、結果ああなりました笑 楽しんで頂けて良かったです！雑誌の話もドリムとの話も、また今後出す予定なので是非お待ちください！ (2020年8月30日 13時) (
レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - この間はテンくん出して下さりありがとうございます！笑相談にのったげて最後にはバラすっていうとこがさすがだと笑あとヌナとジェヒョンくんの画報の出来と反応が気になりますね！きっと素敵な写真。ドリムちゃんかわらずにかわいくてニコニコしちゃいますね！笑 (2020年8月29日 0時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様ありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです！！毎日暑いので体調に気をつけてお仕事頑張って下さい…！私も、少しでも疲れを癒せるようなお話書けるように頑張りますね！ (2020年8月13日 8時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - お仕事お疲れさまです！待ってました！笑忙しいのに更新していただいて私の仕事後の癒しです！楽しいお話ありがとうございます！ (2020年8月11日 22時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年7月24日 1時
