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控室に戻る道中、ちょっと狭めのスペースにさっき僕たちのメイクをしてくれてたヌナたちの姿が見えたから、挨拶をしようと近づいた。なんか話してるみたいだから、ちょっと近寄りづらい……
「えっそれでどうしたんですか？」
「調節するフリして刺しちゃった」
「「「えー！」」」
「もちろんちょこっとだけどね」
……えっ、何？刺した？こわっ！え、何を？なんか、女の子同士の会話にしては物騒な気が…？これは聞かないほうがいいかもしれない、と素通りしようとしたとき。
「私はハッキリ言っちゃった、あんたなんか必要ないってㅋㅋ」
「え、A本人に？」
「うん」
「すごすぎㅋㅋㅋ」
………………今、Aって言った？それってまさかヌナのことじゃないよね…？
「だってジェヒョンと仲良さそうにしててムカついちゃって」
「わかるわかる、目障りだよね」
「でも仕事はちゃんとしなきゃいけないもんね」
「結局泣かした？」
「ちょっとだけだけど」
………血の気がサァっと引いて、その場から動けなくなる。泣かしたってどういうこと？さっきヌナは笑顔で部屋に入ってきたじゃん。
DY「ジョンウ、こんなとこにいた」
「ドヨニヒョン！」
急に背後から声をかけられてビクッとすると、ドヨニヒョンは「驚かせてごめん」と苦笑いした。
DY「そろそろリハーサルだから戻って来いって」
「うん…」
ヌナたちの話に割り込むこともできず、かと言ってドヨニヒョンに打ち明けることもできず、もやもやしたまま控室に戻ると、皆が安心したように「おかえり」と迎えてくれた。Aヌナもスマホをいじっていた手を止めて優しい笑顔を僕に向ける。
どうにか笑顔を張り付けて、リハーサルと共演者への挨拶まわりを終えたけど、頭の中ではさっきのメイクヌナたちの会話がぐるぐる回っていて、正直全然集中できなかった。
しばらくすると、ステージの方から音楽と観客の歓声が聞こえてきた。番組の収録が始まったみたい。僕らの出番ももうすぐ、ということで舞台袖に行く。
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ナギ(プロフ) - なるほどです！スッキリしました笑物語への支障は全く無いのでスルーしても良かったのですが、気になっちゃって😅わざわざ返信ありがとうございました！引き続き楽しく読ませていただきますね！ (2022年10月22日 23時) (
レス) id: b8f2817426 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ナギさん» ナギ様、メッセージありがとうございます！すみません、それは完全に私の中での区別です…呼ぶ時は発音がくっついてテヨニヒョン、ドヨニヒョン、としております。同い年や年上から呼ばれる時はテヨンイ、ドヨンイと表記しております。分かりにくくてすみません💦 (2022年10月21日 11時) (レス) id: 6f04128496 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます。ずっと気になっていたんですが……ドヨンはドヨンイなのになぜテヨンはテヨンイでは無いのでしょうか？ (2022年10月20日 21時) (レス) @page7 id: b8f2817426 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリ様、いつもメッセージありがとうございます。とても励みになってます！私もメイキングを見ながら、きっとこんな感じだろうなと試行錯誤してます笑 ほんわか主人公ももう少しメンバーと打ち解けていく予定なので、楽しみにしていて下さい！ (2020年6月18日 17時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - ２章進出おめでとうございます！ツベでメイキング映像を追いながらこんな雰囲気なんだなぁと重ねながら読ませて頂いてます！ほんわかした雰囲気のヒロインちゃんが好きです！また、更新楽しみにしてます！ (2020年6月17日 15時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年6月17日 8時
