肆……ですな。 ページ5
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小「……最後に、ぬし様の私室となっておる。その両隣の部屋が、私とお前の部屋だ。右が私、左がお前じゃぞ」
「ふむ、この本丸は、他のところよりも随分と大きいですね。私の元本丸は、刀派に別れて、部屋を分担しておりましたから、新鮮です」
ペシペシと、この本丸の太い柱を叩く。
まだ、生きていらっしゃいますな。この本丸の柱殿には、長々と生き続けてもらわねばなりません。
すると、急に背中に激痛が。
俯かせていた顔を上げると、小狐丸様のお綺麗なお顔がドアップで私の瞳に映りました。
……俗にいう……“壁ドン”なるものですかね？
小「Aの躯は、小さいな。小さく、愛おしい」
「………はて、何の事、でしょうか」
小「照れぬとも良い、A。焦らずとも、お前は私の番となるのじゃ。今宵は空けておけ。
まぁ、まず。この紅き華を見れば獣と化して、お前を襲う者もおらぬじゃろ」
チクリと、今度は…首筋に痛みが走りました。
紅き華……キス マークですね。
あの、くそダメ上司様が、仕事の合間に私にしつこく話していたのを思い出します。
――お前は、小さいが顔が綺麗だし、性格も良いから男から紅き華、キス マークを付けられそうだなぁ！
はぁ、上司様。ここは、ＢのＬ本丸。ですな。
侑「……あっ！こら、小狐丸！何してんの！」
小「ぬし様。この可愛らしい見習いの貞操を私に下さいませぬか」
侑「こんな白昼堂々ダメに決まってるでしょ！ほら、お昼御飯、作り終わったって燭台切から連絡来たから行く行く！」
「嗚呼、でしたら侑李様。私は、荷ほどきをして参りますので先に行っていて下さいませ」
私がそう言うと、侑李様は、驚きの顔を隠せぬ有り様。
また、襲われるとご用心していらっしゃるのでしょうか？
侑「え、大丈夫？襲われたら……」
「大丈夫です、侑李様。私はそのように柔ではありませぬ」
侑「……分かった。襲われたら、大声だして。小狐丸を向かわせるから」
小「うむ、任せておれ。Aよ」
「はい、侑李様もご道中、お気を付けて」
侑李様、小狐丸様、今まで一言も喋られておられなかった長谷部様と別れ、私の荷物が置かれている私室に入る。
………はぁ、こんな時に上司様がおられれば良いのに。←
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神ノ木 - とっても面白かったです！それから、なずにゃん様それは、馬鹿になさっているのですか？とても不快に思うコメントは、投稿しないでいただきたいです。 (2018年6月20日 0時) (
レス) id: a21d3a6b09 (このIDを非表示/違反報告)
紅鵺(プロフ) - あくうさん» すみません……間違えていました。すぐに修正致します (2017年10月10日 19時) (レス) id: 6e54f816af (このIDを非表示/違反報告)
あくう - size ってなに？ sideなら間違ってるよ(^_^)ﾉ (2017年10月10日 13時) (レス) id: c7b66bdeb5 (このIDを非表示/違反報告)
なずにゃん - BL『腐』が好きなんですかぁ〜？ (2017年1月30日 13時) (レス) id: 9a3b14d60f (このIDを非表示/違反報告)
ヘイヘイヘーイ - ずおばみとやげニキと鶴まぁるとごとぅー (2017年1月30日 12時) (レス) id: 9a3b14d60f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅鵺 | 作成日時：2016年5月1日 16時
