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とりあえず廊下に出て、誰にも会いたくないから隅っこの壁際にしゃがみ込んだ。
しばらくそうやっていると気持ちは落ち着いたけど、もう一度歌ってみろと言われてもまた結果は同じな気がする。でも戻らないわけにもいかないし…
『ジェヒョナ』
「……Aヌナ…」
顔を上げると、そこにはヌナの姿。ヌナは何も言わずに俺の隣にしゃがみ込むと『…話してもいい？』と言った。
『えっと……多分、今のジェヒョナって、こう……思い通りに上手くできなくて、もやっとしちゃって…だから次こそはって思うけどそれも上手くいかなくて……それでイライラしちゃってるんだよね？』
「……はい」
……本当にその通りだ。だけど、他の人から改めて言われると、何てカッコ悪いんだろうか。しかもヌナから言われちゃって…こんな俺、見せたくなかったのに。
『…それね、3日前の私と同じなの』
「えっ、ヌナ3日前の練習のときイライラしてたの？」
『うーん…正確には、練習後？なんだけど…』
「ちんちゃ？全然気付かなかった…」
『気付かれてなくてよかったㅎㅎ』
ヌナは小さく笑った。でも本当に、気付かなかった…
「何でイライラしてたの？」
『ダンスがね、上手く踊れなくて…』
「嘘だ〜ㅋㅋどの部分？」
『あの、ほらあそこ』
ヌナは立ち上がると、歌いながら小さく振りを踊る。
「あーーー確かに、俺もそこ苦手な動きかも」
俺も立ち上がって同じ動きをすると、ヌナは「でしょ？」と笑った。
『……それで、そういう苦手なものが出てきたときって克服しようと頑張るじゃない？』
「…うん」
『次の日、特別レッスンでその部分見てもらってたときにね……私、ウィンウィンはここどうやって踊ってたっけ？て思って』
「ウィンウィン？」
『うん、ここウィンウィン上手いんだよㅎㅎ』
「そーなの？ㅎㅎ」
『あと、マークㅎㅎ…それで、私ふたりのこと思い出しながら踊ってたの……そしたら怒られた』
「…え、怒られたの？」
『うん』
「何で？」
『……私、苦手なものを克服しようとする時って、その、他の人ならどうするかって考えちゃうの。それでその人の真似をしようとするんだよね』
「……」
『そうすれば確かに、上手くはいくかもしれない。でも、その人らしさはなくなっちゃうでしょ？講師のオッパが怒ったのはそこだったみたい……ウィンウィンみたいに踊ろうとしたら私のダンスじゃなくなっちゃうから』
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madohun(プロフ) - マナさん» マナ様、ありがとうございます！嬉しすぎます(TT) (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - すきです〜！！ (2020年6月11日 5時) (レス) id: 487e7a5c3b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、嬉しい感想ありがとうございます！ドリムの皆はかっこよくしてても、ヌナの前だときっと弟全開だろうなと思って書いております！笑 ドリムに限らずヒョンたちも可愛いなと思って頂けるよう、頑張ります(^^) (2020年6月9日 15時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 連日更新して頂き楽しく読ませて頂いてます(^-^)メンバーがヌナに会えるのをワクワクしてるところや、気になってるところが可愛らしくてにやけてます笑ドリムちゃんたち特にかわいいですね笑更新大変だと思いますが応援してます！ありがとうございます！！！ (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - あめさん» とんでもないです。貴重なご意見ありがとうございました！これからも是非楽しんで頂けるように頑張ります(^^) (2020年6月7日 11時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年6月2日 14時
