4. ページ34
.
BH「ヤー、A！勿体ぶって隠すほどでもないってどーゆーことだ！」
『え、聞こえてたんですか？』
BH「当たり前だろー！失礼な奴め！俺を誰だと思ってんだ」
『ベッキョニヒョン』
BH「オッパって言えってば。俺はお前のヒョンになったつもりはないの」
『ベッキョンオッパ』
BH「もう一声！」
『…ベクオッパ』
BH「よろしい♡」
ベッキョニヒョン…もといベクオッパは、にんまり笑うと皆の方へ向き直った。
BH「てなわけで、Aの先生は俺でした〜！ちなみに歌の先生ね」
『皆ごめんなさい…口外禁止って言われてたから言えなくて』
TY「や、それは仕方ないよ…それより！皆！挨拶！」
テヨニヒョンの言葉でガタガタと立ち上がるメンバー。
BH「あーそんなんいいって！いつも聞いてるし、俺が押しかけただけだし！それより座って飲みなさい」
ベクオッパは立ち上がったメンバーを座らせ、私の隣に腰掛けた。そして、皆が「いただきます」「ありがとうございます」と飲み物を取っていくのに頷きながら、「俺も飲んじゃお」と自分用に1本、隣の私にもう1本取ってくれた。
『いただきます』
BH「おー」
ベクオッパはコーラを一口飲むと「そういえば、」と口を開いた。
BH「カムバ決まったんだってな。頑張って」
TY「はい、頑張ります！」
BH「あと、デビュー組はおめでとう、だな」
JW「ありがとうございます…！」
LC「ヒョン、俺EXO先輩の曲大好きです！」
BH「おー嬉しいこと言ってくれる！」
ベクオッパが笑うと、さっきまでの緊張感は一気に解けて、皆わいわいと話し出す。恐るべしEXO先輩の力。
2ヶ月前から特別レッスンを受け始めたけれど、初めて会ったときは私も感動して声が出なかった。事務所で先輩に会ったのも初めてだったし、近くで芸能人に会ったのも初めてだったし。
初めましての挨拶をしたときには結構無愛想だったから、バラエティ番組で見るのはテレビ用の顔で、本当はとっても厳しくて怖い人なんだと思った。それくらいEXOベッキョンの威厳をもって現れたベクオッパは大きく見えた。だけど、歌のレッスンが始まるとめちゃくちゃ丁寧にわかりやすく教えてくれたし、「俺も練習生期間短かったからさぁ」と相談にも乗ってくれた。
だから、今はすっかり仲良くなって、かなり砕けて話せるようにもなった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
madohun(プロフ) - マナさん» マナ様、ありがとうございます！嬉しすぎます(TT) (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - すきです〜！！ (2020年6月11日 5時) (レス) id: 487e7a5c3b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、嬉しい感想ありがとうございます！ドリムの皆はかっこよくしてても、ヌナの前だときっと弟全開だろうなと思って書いております！笑 ドリムに限らずヒョンたちも可愛いなと思って頂けるよう、頑張ります(^^) (2020年6月9日 15時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 連日更新して頂き楽しく読ませて頂いてます(^-^)メンバーがヌナに会えるのをワクワクしてるところや、気になってるところが可愛らしくてにやけてます笑ドリムちゃんたち特にかわいいですね笑更新大変だと思いますが応援してます！ありがとうございます！！！ (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - あめさん» とんでもないです。貴重なご意見ありがとうございました！これからも是非楽しんで頂けるように頑張ります(^^) (2020年6月7日 11時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：madohun | 作成日時：2020年6月2日 14時
