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空いてる練習室の電気を点けて、椅子を寄せる。適当に並べて座ると、さっき道中の自動販売機で買ってきたペットボトルの口をひねった。
『あの…私、キム・Aっていいます』
唐突に自己紹介をした彼女の不安げな目はさっきと変わってなくて、澄ましているように見えた会議室での彼女とのギャップがすごかった。
「あ、えっと、僕はキム・ジョンウです。こっちのデカイのはルーカス。僕たちルーキーズで一緒だったんですど…」
『あ、見たことあるなって思ってたんです。やっぱりそうなんですね』
そう言って僕たちの顔を順番に見て頷いた。
LC「あの、俺99lineで、ジョンウヒョンは98lineなんですけど、Aさんは何lineですか？」
彼女が話したことで緊張感が解けたのか、急にそう言い出したルーカス。でも僕も実はずっと気になってたんだよね。
『私は96lineです。2月生まれ』
「わ、じゃあヌナなんだ！」
『ほんとだ』
年下かと思った彼女が、急にお姉さんに見える。なんだか嬉しくて彼女を見ると、彼女もこっちを見て笑っていた。すっぴんなのに、目がキラキラしてる。
「ねぇヌナって呼んでいい？」
『うん』
LC「おぉー！ヌナ！」
『二人とも年下に見えないなあ』
ふふっと優しく笑うと、彼女は「良かった」と呟いた。
『紅一点て聞いてそんなのあり得ないって思ったけど、2人となら上手くやれそうな気がする…他のメンバーはちょっとまだ分からないけど』
形の良い眉毛を下げて、困ったように笑うと、僕たちの方を伺うようにしながら続けた。
『私、練習生になってまだ2ヶ月で』
LC,JW「2ヶ月！？」
『…うん。だからレッスンに着いていくのがやっとってくらいなの。クラスが安定しなくて変わってばかりで、友達って言える人もいなくて…』
「…」
『だから、こんな私が急に選ばれてメンバーの皆はどう思うのかとか、そもそも入ることを認めてもらえるのかとか、色々考えちゃって正直デビューって言われても素直に喜べなくて。こんな贅沢なこと言っちゃいけないのは分かってるんだけどね…』
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madohun(プロフ) - マナさん» マナ様、ありがとうございます！嬉しすぎます(TT) (2020年6月11日 18時) (
レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - すきです〜！！ (2020年6月11日 5時) (レス) id: 487e7a5c3b (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - ジンリさん» ジンリ様、嬉しい感想ありがとうございます！ドリムの皆はかっこよくしてても、ヌナの前だときっと弟全開だろうなと思って書いております！笑 ドリムに限らずヒョンたちも可愛いなと思って頂けるよう、頑張ります(^^) (2020年6月9日 15時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - 連日更新して頂き楽しく読ませて頂いてます(^-^)メンバーがヌナに会えるのをワクワクしてるところや、気になってるところが可愛らしくてにやけてます笑ドリムちゃんたち特にかわいいですね笑更新大変だと思いますが応援してます！ありがとうございます！！！ (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2abf938477 (このIDを非表示/違反報告)
madohun(プロフ) - あめさん» とんでもないです。貴重なご意見ありがとうございました！これからも是非楽しんで頂けるように頑張ります(^^) (2020年6月7日 11時) (レス) id: 2d7e108bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：madohun | 作成日時：2020年6月2日 14時
