愛されまどちゃん！【純情編】2

おうち訪問3 ページ3

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綾野side

部屋に入った瞬間から柔らかくって甘い香りがする。
家具も落ち着いた感じで、部屋もめっちゃ綺麗。
多忙極める人気女優の部屋とは思えないなぁ。


あ、祥太朗食器棚からコップ出してる。やっぱ結構来てんだな…。
ってキョロキョロしてると、Aちゃんと目が合って、ふふっ、て笑われる。


A『剛さん、お久しぶりですね、お元気されてました？』


綾野「あ、うん。元気！Aちゃんは？」


元気でしたよ〜、って返してくれるAちゃん。

どうしよ、なんか緊張して上手に喋れない。

Aちゃんって、守ってあげなきゃ！っていう可愛さとか儚さがあるのに、その反面、この子にめちゃくちゃにされてみたい！って思わせる艶感とか、言葉にし難い魅力がある。


庇護欲を掻き立てる感じと、しっとりした大人の艶感との絶妙なバランスで成り立ってるAちゃん。
唯一無二の女優だし、一人の女の子としてもめっちゃ魅力的だよなぁ…。

そんな考え事をしてると、目の前にAちゃんの顔があって。
おーい、って手を振りながら、「剛さん、どっか行ってましたよ」なんて微笑みながら言われたらもう、落ちちゃうよね。


間宮「剛くん、顔真っ赤！笑笑」


田中「やめてよ！Aちゃんのこと好きになんないで！！」


祥太朗と圭の言葉なんて聞こえないくらいで、旬に大丈夫か？ほら、飲むぞ！って肩を抱かれて我に帰る。


テーブルにつくとおしゃれな小鉢に酢の物とか、美味しそうなおつまみが並べられてる。

パパッと作ったから、味は保証しないよって笑ってるAちゃんだけど、全部美味しい。
旬も圭も祥太朗も、二軒飯食って飲んできたとは思えない箸の進み具合。笑


A『私、剛さんとちゃんと共演したいな、ってずっと思ってるんです。』


俺の横にちょこん、って座ったAちゃん。


え！？俺の聞き間違いじゃないよね！？
っておっきな声を出せば、そうですよ、って。


A『コウノドリはちょっとしか出てこない救命の先生だったし、ウロボロスも絡み全然なかったですもん。』

祥太朗は結構共演してるし、旬くんと圭くんもそこそこしてるのに、剛さんとだけほぼないから。
剛さんの演技、役が憑依してるみたいで好きなんですって。


綾野「うわぁぁ、俺もう今日死んでもいいっ！」


感動で目をうるうるさせながら机に突っ伏す俺を笑うみんな。
いいもんね、そんなの気になんないくらい俺の心はハッピーだし！！



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