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4話 アメリカの君へ 亮介side ページ6

母さんから聞いた
春市が、俺と同じ青道に進路を決めたこと
俺と同じ学校に行くために頑張っていること
そして







アリスが、アメリカへ留学したこと
次の言葉を聞いた瞬間俺は震えてしまった





『亮ちゃん落ち着いて聞いてね
アリスちゃんが…アメリカで









行方不明なの!!
警察も捜したらしいんだけど見つからなくて…
アメリカの球場でやる野球の試合を見に行ったのが最後の目撃情報らしくて…
お母さんとお父さんしんぱいでしんぱいで…
一応亮ちゃんにいっといた方がいいと思って
アリスちゃんが死んだなんてないと思うけど…
とにかく…絶対にアリスちゃんは見つけるわ』
その言葉を最後に母さんからの電話は切れた
行方不明…
死んだかもしれない…
俺はそんなことばっかり考えていた
このままじゃダメだと思って寮に戻ると俺の部屋に人がたまっていた
同室の先輩が呼んだのかな?
そうすると監督から室内練習場に来るようにと指示があった
先輩と一緒に俺も向かう
「実はついさっき携帯電話が寮の前に落ちていたんだか誰のだかわかるか?」
そう言って監督が上に上げた携帯電話は
「アリスのだ!!」
ピンクの携帯電話で野球とバットのキーホルダーとピンク色をした野球ボールのキーホルダー
絶対にそうだ!!
でも、行方不明なはず…なぜここに
「監督それ、持ち主知ってます!!」
俺は手を上げた
「これはお前の家族のか?」
「はい…妹のだと思います」
そうか…妹さんはこっちの学校に通っているのか?
と監督が俺に聞く
「いいえ!!アメリカにいるそうです」
「そうかでもなぜ…」
わかりませんと俺は答えた
監督から受け取った携帯を見るとアリスと春市と、俺が写っていた
多分俺が電車に乗るときに撮ったもの
よく見るとアリスは、目に涙をためている
悲しかったんだな…









アメリカの君へ
今君はどこで何をしていますか?
俺は君に会いたくてたまりません
アメリカへ行った君は姿をくらませてまで何をしたかったの?
帰ってきてほしい…それが俺の本音です







ーある公園のベンチでー
「亮ちゃんに、春ちゃんにパパにママ、皆心配してるかな?
亮ちゃんに、後でチョップされそう…
でも、私は姿をくらませてまでやりたいことがあったの…
それは…









青道の高校に通うこと
待っててね♪
亮ちゃんに、春ちゃんにパパ、ママ
私小湊アリス今すぐ帰りますよ」

5話 大切な妹→←3話 亮ちゃんのワガママ



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かろん - 『 』さん» わかりました!!考えてみます!! (2014年8月21日 10時) (レス) id: b843e8bd13 (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 私は成宮鳴が好きなので鳴落ちにしてください! (2014年8月11日 17時) (レス) id: 34f03039da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かろん | 作成日時:2014年7月23日 12時

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