【名探偵コナン】最強というモノ程、理不尽なことは無いと思う。

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バッグの中身は携帯と、お財布と、通帳と、なにやらメモのようなもの、等と…色々入っていた。

「君が生きていく上で必要なものを渡しておくよ。あ、君の新居はそのメモに書いてあるからさ。僕の自分勝手な都合に合わせちゃったからね…これぐらいはしないと」

神様とバッグを交互に見ながら、再び90°のお辞儀をする。それから、バッグを肩に掛けた。

「あぁ…それとね」

神様はゴソゴソとポケットを漁った後、大きめの紙を丸めたようなものを取り出した。

って…そのポケットどうなってるの！？なんでそんな小さなポケットから、大きめの紙が取り出せるの！？

あれか、あれだよね。某青タヌキの四次元ポケット的な感じかな。

私のそんな脳内論争なんてお構いなしに、「はい」とその紙を差し出される。

「これは？」と聞かずとも、神様は答えてくれた。

「第二の人生を歩むんだし、折角だから君にオプションを選んでもらおうと思ってさ」

「いや、ここまでしてもらってるんだし…別にオプションなんか要りませんよ」

そう言っても、「いいから、いいから」と紙を頬に押し付けられる…って痛い痛い痛い。

渋々その紙を受けとると、「よく選んでね」と笑顔で言われる。

…可愛い見た目に反して結構、自己中心的な神様だな…あれ、今更感がする。

ふぅ、と息をついてから、その紙を広げる。 中は、五行程の箇条書きがされてあった。えーと、なになに…。


1.容姿端麗
2.頭脳明晰
3.最強
4.運動神経抜群
5.石ころになれる

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