検索窓
今日:130 hit、昨日:70 hit、合計:1,178,807 hit

ページ6

「第二の人生っていうのはね…まぁ簡単にいえば、君に二次元の世界にいってもらいたいんだ」

淡々と、淡々と笑顔で神様は話を進めていく。

「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!!」

慌てて制止をいれた。このまま私が止めなければ、きっと神様は話を勝手に終わらせていただろう。

「なぁに?」と可愛く首をかしげてくる。その仕草全てがあどけない。

「二次元…?第二の人生…?どういうことなのかさっぱりなんですが…。それに…どうして私が選ばれたんですか…!?」

悲鳴に近い声を発しても、神様はニコニコと笑っている。それが私には、恐ろしく思えた。ゾクリと寒気のようなものが背筋から這い上がってくる。

「第二の人生っていうのはそのままだよ。死んでしまった君が代わりに歩む、二つ目の人生さ」

神様は続ける。

「二次元っていうのは、まぁ…漫画の世界かな。あ、ちなみにもうその世界は決まってるんだ」

更に神様は続ける。

「どうして君が選ばれたのかって?それはね…君が第二の人生を歩む上での条件を満たしているからさ」

「これでいい?」と神様は笑顔で尋ねてきた。私はただ混乱する頭で、つきつけられた現実をゆっくりと噛んで飲むように理解していた。

□→←□



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (910 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1966人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

寝子 - ウミウシになっちゃえばいいんだ!!これ大好き (2月18日 23時) (レス) @page42 id: 57e090ea6a (このIDを非表示/違反報告)
まる - ウミウシで盛大に吹きましたありがとうございます笑 (7月22日 11時) (レス) id: a2e96a3a87 (このIDを非表示/違反報告)
ディちゃん(プロフ) - うwみwうwしwwwww (2022年3月18日 13時) (レス) @page42 id: 7ad8b1babb (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - にょさんさん» いやわかればええやろ (2020年11月17日 23時) (レス) id: dd314e797a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウミウシの説明がじわりますw (2018年4月9日 16時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リッタ | 作成日時:2016年12月17日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。